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オトリ捜査

第3章 仕事の後で

残された、裸の彩は、少し正気に戻り、胸と陰部を隠す格好で椅子に座り直していた。

緒形がその姿を見て、

「君も私も仕事は終わったけど、どうする?私はまだ、この状態なんだが!」

と言って、先程まで石崎にシゴかれ、ズボンのファスナーからそそり立ったアレを彩に見せた。

それを見た彩は、

「さっきね、あなたに舐めてもらってるところを妄想してイッタの!だから今度は、私がしてあげましょうか?私が、口でしてあげます。」

そう言いながら、彩は、さっき緒形が言った言葉を思い出した。「君も私も今日の仕事は終わった。」

「そう!仕事は終わったのね?今日の仕事は……、これが仕事……、悪くないわね!」彩は、心の中で呟いた。

と、その時緒形の携帯が鳴り、緒形が電話に出た。

「はい、緒形!はい、はい、分かりました!」

と言って、電話を切った。緒形は、

「残念なことになったよ!全員適性検査は終わったらしい!これから報告だ!これはしまわないといけない!私の仕事は、まだ、終わってなかったな!」

と言って、残念そうにズボンに押し込もうとするが、大きくなったアレは、なかなか入らない。

彩は、

「入ります?」

と、笑顔で言うと、緒形は、ベルトを外して服装を整えながら、

「何とかね!」

と、苦笑で返した。

彩は、

「報告って、私の様子を全部伝えるんですか?」

と聞くと、緒形は、

「基本は、石崎くんが伝えるんだが、私は私の主観を述べるつもりだけどね!まー、君は適性検査で落ちることはないと思うよ。」

そういうと、

「じゃー、残念だけど、俺は、行くから。君も疲れただろうから気を付けて帰ってくれ!それから、とりあえずは、明日からも埼玉県警の刑事部勤務でお願いしたい。一週間以内には結果と、今後のスケジュールが届くはずだから!それじゃー、お疲れさま!」

と言い、彩も、

「お疲れさまでした!ありがとうございました!」

と頭を下げた。

緒形が出ていくのを見送ってから、彩は、脱ぎ捨ててある衣服を拾うと、

「あーあ、こんなに濡れて……。パンツは隠れるから良いけど、ズボンは……。まぁ、しょうがないわね!みんなこうだったのかしら?」

彩は、ゆっくりと身支度を整えながら、

「私、これからどうなるんだろう?」

と、呟いた。









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