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オトリ捜査

第2章 決断、適性検査

石崎は、脇のテーブルから道具を持ってきて緒形に渡した。緒形は、

「これは何か知っていますよね?電気安間。俗にいうデンマというやつです。これをあなたの陰部に当てて、イクまでの時間を測ります。そして、その後シートを回収します。」

と言って、緒形がデンマのスイッチを入れると、「ブブブブ~」という振動音が鳴った。

「じゃー、椅子に浅く腰掛け、脚を軽く開いてください!」

と、緒形が言うと、彩は、

「ちょっと待ってください!ここでやるんですか?それも、男性のあなたが……。」

と驚いて言うと、緒形は、

「そうですよ!私がやります。」

と言った。そこへ石崎が、その理由を付け加えた。

「私がやるより緒形さんがやった方が正確な時間が測れるからです。どういう意味か分かります?私はあなたが性的に興奮することに興味がないんです。女ですから……。そうなると、あなたをイカせようという気もなく、必然的にイク時間が遅くなるんです。そこへいくと男性は本能で、女性をイカせることには興奮し興味があるので、イカせる時間も短くなり、正確な値が測定できるという訳です。分かりましたか?」

彩は、「一応こんなことにも論理があるんだ!適当にやってる訳ではないのね!」と思った。

「それじゃー、始めるとしよう!あ、そうそう、まずは、ズボンを上に引き上げてもらおうか!衣類が密着していないと振動が正確に伝わらないから……。」

と、緒形が言うと、彩は、椅子から立ち上がりズボンを軽く引き上げて、

「こんな感じですか?」

と聞くと、

「もっとぎゅっと!食い込むくらいに引き上げないとダメだよ!」

と緒形が言うので、彩は、目一杯引き上げて太ももから陰部にかけてパツンパツンになった。さっき貼り付けたシートは薄いため、彩の陰部の形にほとんど影響を与えない。ズボンの上からでも陰部の形がはっきりと分かる。お尻の割れ目にも食い込んでちょっと痛いくらいだ。緒形は、

「後を向いてくれないか?」

と言い、彩は、ズボンを引き上げたまま後を向いた。パンツのラインがクッキリ見える。「あのパンツでは、お尻の半分は見えてるな!こういうパンツを穿く女性は、普段表に出さないが、内心性的な欲求が強い!痴漢されたいという願望も。期待は出来るかもしれないな!」と緒形は、と思った。





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