幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第8章 【Chapter8/人妻なのに】
「えっ!?結婚!?紘子が!?先越されたー!!マジで!?いや、おめでとう!!おめでとう!!」
一応、同期の美登里に報告。
「いや、まだプロポーズ受けただけで何も先は決まってないんだけど……まぁ、追々決めます」
「あの彼ピとだよね!?うわ〜初恋実らせたかぁ!やっぱり運命の再会だったんだね!」
「うん……結果的にそうなりました」
「ヤダ〜ン、結婚指輪光ってるぅ〜!イケメン旦那、うらやま」
「なので、合コン欠員出ても出れませんので」
「はーい、てか、誘うか!」
美登里の他に、同期の蒼介も。
「小田切……じゃないのか、本田さんって呼びにくいな」って毎回言われる。
いや、だから会社では今まで通りの名前でしてもらってるんだからわざとその話振らなくて良いのよ。
それ、言いたいだけじゃん。
蒼介なりにイジって祝福してくれてるんだろうけど。
いや、有り難いね。
「早く結婚式の日程組めよ、俺のスケジュールニ年先まで埋まってんぞ?」
「ハイハイ」
「なぁ、俺の白のネクタイお前ん家にまだ置いてたよな?」
「はぁ!?あるわけないでしょ!」
やめてよ、皆が誤解する言い方。
ケタケタ笑ってるけど結婚するって報告してるのにその冗談は笑えないから。
ちゃんと周りに誤解といてくれたけど脇腹一発食らわさないと気が収まらない。
「かー!腹立つ!」
ジョッキをテーブルにバン!と置いてしまう飲みっぷりに驚かせてしまった。
「ハハハ、俺的には妬けるな〜その言い方だと紘子の事好きみたいな感じじゃん」
たまたま残業なしが被り久し振りに京ちゃんとお酒を飲みに来た。
「ないない!始めから何かと突っかかってくるし、いつの間にか営業のエースだし、畑は違うけど良い仲間だよ、でも今日は腹立った!あまり目立ちたくないのに」
「ん〜旦那さんの前で他の男の名前出しちゃうこのお口にはお仕置きが必要かな」
「あ………ごめん」
「アハハ、良いよ、愚痴は溜めずに吐き出して?でも、その相手は俺でお願いします」