幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第3章 【Chapter3/溺れていくカラダ】
「アイツは彼氏、俺らは家族だな、皆、紘子を大事に想ってるんだ、それだけはわかってやって」
「………大事に想っててシちゃうの?」
「え…?」
「………何でもない」
ギュッと手を握られて顔を上げる。
甘いマスクをした透真くんの視線に捕まって「あの約束覚えてる?」と聞かれた。
「え……?いつの……?」
「俺たち6人で交わした約束」
「皆で!?えっと、うん、何かよく指切りげんまんしてたよね?うんうん、えーっと……」
「無理に思い出さなくても良いよ、そのうちね」
え、え、え!!気になるんですけど!?
でも透真くんには気軽に聞けない。
小さい頃、指切りげんまんの歌が大好きでよく些細な事でも「約束ね」と指切りしてたような。
待ってよ、小3だよ!?
記憶が曖昧でピンとこない。
「紘子、紘子はさ、そのままの紘子で居てくれていいから」
「ん……?うん」
「京太郎を好きで、彼女で……」
「うん」
「俺らは俺らで勝手に動くし」
「………ん?」
「言っとくけど俺ら全員、紘子狙いだし」
「………えっ!?」
「存分にハーレムを楽しんでください」
「え?え?え!?」
百面相に近い私を見てケラケラ笑ってる場合じゃないよ、どういう意味?
「俺ら全員、京太郎に宣戦布告してっから、恨みっこなしの真っ向勝負で」
「ちょっと、意味わかんないんだけど」
「だってもう無理だから」
「だから何が!?」
握られていた手をグッと引き寄せられ、いとも簡単に唇は重なってしまった。
触れた瞬間またあの熱い火照りが身体の奥に再燃した気がした。
咄嗟に顔を背けて唇を離したけど後頭部から連れ戻されたらもう逃げれない。
胸元をトントン叩いても絡む舌は終わってくれない。
次第に力が抜けていく。
あの時みたいだ。
お酒やお水も飲んでいないのに抵抗出来なくなってくよ。
唇が離れる頃には透真くんの胸元に頭を預けてしまうくらい陶酔しきっていた。
優しく髪を撫でられて肩も抱かれる。
「紘子………もっとゆっくり出来るところ行こうか、疲れただろ?」