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艶的日本昔話

第2章 一寸法師

 夜の警護は、姫の寝室の片隅に座して、万が一に備える。

 一寸法師はいつものように配置についていた。

 姫は安心しきった寝息を立てている。

 姫は「ううん……」とうなりながら寝返りをうった。

 掛け布団から姫のふくらはぎが覗いた。

 夜目にも白く滑らかな、女を充分に感じさせる肉付きをしている。

 しばらくすると再び寝返り、布団を抱きしめるような格好になった。

 寝巻きの裾が大きく乱れ、くの字に曲げられた脚が尻から太ももまで露わになった。

 また、肩が痒いのか、襟元から己が手を差し入れて、何度かぽりぽりと音を立てた。

 そのせいで襟元が大きく開き、ほど好い丸味が半分ほど曝された。

 ついに一寸法師は抑えきれなくなった。

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