出会い系サイトのレイプマン
第1章 レイプマン登場
田中理沙は、今どこにいるのか?わからなかった。25年間も生きていてこんな事は初めての経験だった。黒田明のことを、信用してしまった私は、どうしてしまったのか?わたしの脳を夢中にする何かがあったのか?現在地がわからないので、確認をする必要に迫られた。まずは、この閉鎖れたガソリンスタンドから逃げ出すことが、最優先であることは確かだった。時計も灯りも現在地も解らないし不明だった。音だけは聴こえるし、肌寒さもあった。黒田明に脱がされたパンストと充電器、も用心して手にもっている。大事な事を思いついた。黒田明の履いていたズボンを持ち出してどこかに隠してしまえ!そうすれば、私を追ってこれないだろうと考えた。スタッフルームを開けて入り口のドアを開けたら、予想どうりの光景が視界に入って来た。それは朽ち果てた、ガソリンスタンドだった。風邪が吹いているし、時間は深夜の1時を過ぎているようだった。寒いけど、走しらなければならなかったし、時間も稼がなければならなかった。