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悪魔はにやにやと笑いながら、エルザの事を値踏みでもするかの如く、ねっとりとした視線で見る。

「悪くない、犯して、殺して、更に犯すとしようか」

そう言い、悪魔は両手を広げた。
すると悪魔の両手の前に曲刀が現れ、悪魔はそれを握る。
そして素早い動きでエルザの方へと突っ込んで来た。

エルザは鎌を振り、カウンターを狙うが、悪魔はそれをひらりとかわしてエルザの懐に入り込む。
悪魔は曲刀を振り、エルザの服を切り裂いた。
ブラジャーも一緒に切られ、エルザの形のいい乳房が露になり、悪魔はにやりと笑う。

エルザは自身の胸を隠すこともせずに、大鎌を振った。
悪魔は後方に飛び退いて舌なめずりをする。

「ヒヒ、さっきの攻撃が致命傷を与える攻撃だったら、お前は死んでいたぞ、小娘」

挑発するように、悪魔が言う。
エルザは不快そうに眉間にシワを寄せた。

「油断したわ、あんた程度に服を切られるなんて」

悔しげに言って、エルザは鎌を握りしめる。

「あはは、油断しちゃダメじゃないですかー」

と、笑いながらソレルが部屋に入って来た。
それを見た悪魔がソレルを見て目付きを変える。

「何だお前？人間じゃねぇな」

悪魔が言ったのを聞いたソレルはきょとんとした。

「あれ？あなたを探すのに力を使ったのに気付いてないのですか？やっぱり下級悪魔ですね」

ソレルがのんびりとした口調で言うと、悪魔は苛立ち、目を吊り上げる。

「下級だと？」

怒りに悪魔の声が震えた。

「ソレルは黙っていて。そこの爬虫類悪魔、アタシを無視しないでくれる？」

エルザは悪魔を睨む。
悪魔は舌打ちをして、エルザの方に視線をうつす。

「まあいい、二人とも殺してやるよ」

悪魔は二本の曲刀を構えて、にっと笑った。