デーモンハント
第4章 主従
薄暗い中、ソレルは目を覚ました。
化け物に噛みちぎられた傷は既に癒えている。
「ここは?」
ソレルは体を起こして周囲を見回した。
そこは比較的小さな部屋で、テーブルと椅子がある。
部屋の中は何本かのロウソクの明かりでぼんやりと照らされていた。
ソレルの寝かされていた場所には、マットが敷かれている。
「あれ?エルザは?」
キョロキョロと見回してから呟く。
すると女性の笑う声がして、ソレルは声のした方へと振り向いた。
そこには美しい女と、その女の隣に立つ男がいる。
男は何故か裸の姿で、女の方は肌を大胆に露出した服を纏っていた。
それを見た瞬間、ソレルは自分が敵の悪魔に捕まっていることに気付く。
拘束こそされてはいないが、目の前に敵がいて、行動を制限されていることには変わり無い。
「私はエトナ、貴方は?」
女、エトナに聞かれてソレルは立ち上がり、頭を下げる。
「ご丁寧にどうも、俺はソレルです」
ソレルが返すと、エトナはソレルに近付いて来た。
その後ろで、裸の男は緊張した面持ちでじっとソレルを見ている。
「まさか人間に味方している悪魔に出会うなんてね」
エトナはそう言って、指でソレルの顎を撫でた。
くすぐったい感覚にソレルは一歩下がる。
「ねぇ?ボレスを殺したのは貴方達なの?」
ソレルの周りをゆっくり歩きながら、エトナが問いかけた。
ソレルは首を傾げる。
「ボレス?知りませんね、いちいち倒す悪魔の名前なんて、聞きませんし」
「ホテルにいた、爬虫類顔の悪魔よ」
エトナに言われ、ソレルはぽんと手を鳴らす。
「あー、あの悪魔ですか、それなら、はい、俺達が殺しました」
ソレルは言ってから「正確にはエルザがですけど」と付け加えて笑う。
敵に捕らわれて、普通ならばもっと緊張するものだろう。
しかしソレルには警戒する様子も緊張した様子もなかった。
エトナは微笑み、ソレルの後ろでぴたりと足を止める。
そして後ろからソレルに抱きつくと、服の上からソレルの胸を軽く撫でた。
「貴方、中々良いわ、顔も悪くないし……身体はどうなのかしら?」
そう言ったエトナの手はソレルの下半身へと滑っていく。
その様子を見ていた男は、顔色を悪くして冷や汗をかいていた。
化け物に噛みちぎられた傷は既に癒えている。
「ここは?」
ソレルは体を起こして周囲を見回した。
そこは比較的小さな部屋で、テーブルと椅子がある。
部屋の中は何本かのロウソクの明かりでぼんやりと照らされていた。
ソレルの寝かされていた場所には、マットが敷かれている。
「あれ?エルザは?」
キョロキョロと見回してから呟く。
すると女性の笑う声がして、ソレルは声のした方へと振り向いた。
そこには美しい女と、その女の隣に立つ男がいる。
男は何故か裸の姿で、女の方は肌を大胆に露出した服を纏っていた。
それを見た瞬間、ソレルは自分が敵の悪魔に捕まっていることに気付く。
拘束こそされてはいないが、目の前に敵がいて、行動を制限されていることには変わり無い。
「私はエトナ、貴方は?」
女、エトナに聞かれてソレルは立ち上がり、頭を下げる。
「ご丁寧にどうも、俺はソレルです」
ソレルが返すと、エトナはソレルに近付いて来た。
その後ろで、裸の男は緊張した面持ちでじっとソレルを見ている。
「まさか人間に味方している悪魔に出会うなんてね」
エトナはそう言って、指でソレルの顎を撫でた。
くすぐったい感覚にソレルは一歩下がる。
「ねぇ?ボレスを殺したのは貴方達なの?」
ソレルの周りをゆっくり歩きながら、エトナが問いかけた。
ソレルは首を傾げる。
「ボレス?知りませんね、いちいち倒す悪魔の名前なんて、聞きませんし」
「ホテルにいた、爬虫類顔の悪魔よ」
エトナに言われ、ソレルはぽんと手を鳴らす。
「あー、あの悪魔ですか、それなら、はい、俺達が殺しました」
ソレルは言ってから「正確にはエルザがですけど」と付け加えて笑う。
敵に捕らわれて、普通ならばもっと緊張するものだろう。
しかしソレルには警戒する様子も緊張した様子もなかった。
エトナは微笑み、ソレルの後ろでぴたりと足を止める。
そして後ろからソレルに抱きつくと、服の上からソレルの胸を軽く撫でた。
「貴方、中々良いわ、顔も悪くないし……身体はどうなのかしら?」
そう言ったエトナの手はソレルの下半身へと滑っていく。
その様子を見ていた男は、顔色を悪くして冷や汗をかいていた。