デーモンハント
第6章 発見
コートの悪魔は不気味に微笑みながら、とても優しい眼差しをエルザに向けている。
「な……何でアンタがいるのよ?」
エルザは唇を震わせながら、コートの悪魔に言う。
すると悪魔は空中で笑っている仮面の悪魔の方に視線を向けて、口を開く。
「彼が教えてくださったのですよ、お嬢さんを見つけたと」
悪魔が言うと、エルザは鎌を持つ手に力を入れる。
「お会いしたかったので、急ぎ来させて頂きました」
コートの悪魔が言うと、エルザはにっと笑う。
「アタシも会いたかったわ!」
叫んで、エルザはコートの悪魔の方に駆け出す。
「エルザ!」
ソレルは声を上げ、手を伸ばしたが、エルザを止めることはできなかった。
エルザはコートの悪魔を切り殺そうと、鎌を振る。
悪魔はエルザの攻撃を避ける。
さらにエルザは鎌を振り、何度も攻撃を仕掛けた。
しかし、その攻撃の全ては回避され、ついには悪魔に鎌を持っている方の手首を掴まれてしまう。
エルザは自身の手首を掴んだ悪魔の手を睨み、もう片方の手で悪魔の左目を貫いた。
悪魔はエルザから手を離し、後ろに後退する。
「これは、これは」
左目を手で抑えながら、悪魔は口角を上げた。
楽しそうに笑う悪魔の表情を見たエルザは、頭がかっと熱くなり、思い切り鎌を振る。
「はい、そこまで」
エルザの背後に、仮面の悪魔がいた。
仮面の悪魔はエルザの事を捕まえ、笑う。
「離しなさいよ!」
エルザが叫ぶが仮面の悪魔は解放する様子も無い。
「あー……これはマズイですね」
ソレルは呟いて、エルザを拘束している仮面の悪魔の方に駆け出す。
しかし。
「邪魔はさせませんよ、コソドロさん」
コートの悪魔がソレルの前に滑り込み、ソレルの頭を殴る。
魔力の宿った拳を受けたソレルの顎から上が吹き飛び、血と肉片が飛び散った。
「ソレル?!」
叫んだエルザの手の中から、鎌が砕けるように消える。
エルザは顔色を青くして、言葉を失った。
手についたソレルの血を舐め、コートの悪魔は身震いする。
「な……何でアンタがいるのよ?」
エルザは唇を震わせながら、コートの悪魔に言う。
すると悪魔は空中で笑っている仮面の悪魔の方に視線を向けて、口を開く。
「彼が教えてくださったのですよ、お嬢さんを見つけたと」
悪魔が言うと、エルザは鎌を持つ手に力を入れる。
「お会いしたかったので、急ぎ来させて頂きました」
コートの悪魔が言うと、エルザはにっと笑う。
「アタシも会いたかったわ!」
叫んで、エルザはコートの悪魔の方に駆け出す。
「エルザ!」
ソレルは声を上げ、手を伸ばしたが、エルザを止めることはできなかった。
エルザはコートの悪魔を切り殺そうと、鎌を振る。
悪魔はエルザの攻撃を避ける。
さらにエルザは鎌を振り、何度も攻撃を仕掛けた。
しかし、その攻撃の全ては回避され、ついには悪魔に鎌を持っている方の手首を掴まれてしまう。
エルザは自身の手首を掴んだ悪魔の手を睨み、もう片方の手で悪魔の左目を貫いた。
悪魔はエルザから手を離し、後ろに後退する。
「これは、これは」
左目を手で抑えながら、悪魔は口角を上げた。
楽しそうに笑う悪魔の表情を見たエルザは、頭がかっと熱くなり、思い切り鎌を振る。
「はい、そこまで」
エルザの背後に、仮面の悪魔がいた。
仮面の悪魔はエルザの事を捕まえ、笑う。
「離しなさいよ!」
エルザが叫ぶが仮面の悪魔は解放する様子も無い。
「あー……これはマズイですね」
ソレルは呟いて、エルザを拘束している仮面の悪魔の方に駆け出す。
しかし。
「邪魔はさせませんよ、コソドロさん」
コートの悪魔がソレルの前に滑り込み、ソレルの頭を殴る。
魔力の宿った拳を受けたソレルの顎から上が吹き飛び、血と肉片が飛び散った。
「ソレル?!」
叫んだエルザの手の中から、鎌が砕けるように消える。
エルザは顔色を青くして、言葉を失った。
手についたソレルの血を舐め、コートの悪魔は身震いする。