デーモンハント
第8章 シフォン
カジノに到着したエルザは、剣を握りしめて入り口へと向かう。
中に入ってみると、先程来た時と印象が違っていた。
広いホールの壁の所々に逆さになった十字架が飾られており、まぶしいくらい明かりが点いている。
床にはカラスの羽のような物が落ちていて、カーペットは朽ちてボロボロだった。
ソレルはくんくんと空中の臭いを探り、ゆっくり歩き出す。
「ん、間違いない、こっちです」
ソレルに言われ、エルザはソレルの後を追う。
ソレルは臭いを追って進んでいく。
赤い大きな扉を抜けると、広い部屋に出た。
スロットマシンやルーレットテーブル等が有ったが、それらは天井や壁に張り付いている。
床には血で描かれたのであろう文字らしき物が無数に描かれていた。
「気分の悪い部屋ね……」
エルザが呟き、室内を見渡す。
ソレルはその広い部屋を歩き、エルザから見て東側に向かう。
そこには扉があり、ソレルはその扉に触れた。
その瞬間、何かが破裂するような、パチンという音がして、ソレルは手を引っ込める。
「大丈夫?」
エルザがソレルに駆け寄ると、ソレルはにっこり笑った。
「大丈夫ですよー、どうやら結界があるみたいですね、何処かに結界を保つための仕掛けがあるハズですが……」
ソレルがそう言って腕を組み、後ろに振り向くと、部屋の中心に黒いもやが現れる。
「あ、アレですね」
ソレルの言葉に、エルザも振り向く。
するともやの中から、三つ首のヤギ頭の悪魔が出てきた。
「アイツを倒せってことね」
エルザはそう言って、剣を構える。
ソレルはエルザの後ろで、悪魔を見つめる。
悪魔は雄叫びを上げると、四つん這いになってエルザに突進してきた。
エルザがそれをかわすと、ソレルは勢いのままに飛び込んで来た悪魔から、慌てて逃げる。
エルザは悪魔の背中に向かって剣を振るが、剣が当たった瞬間、ガキン!と音がして剣が弾かれた。
中に入ってみると、先程来た時と印象が違っていた。
広いホールの壁の所々に逆さになった十字架が飾られており、まぶしいくらい明かりが点いている。
床にはカラスの羽のような物が落ちていて、カーペットは朽ちてボロボロだった。
ソレルはくんくんと空中の臭いを探り、ゆっくり歩き出す。
「ん、間違いない、こっちです」
ソレルに言われ、エルザはソレルの後を追う。
ソレルは臭いを追って進んでいく。
赤い大きな扉を抜けると、広い部屋に出た。
スロットマシンやルーレットテーブル等が有ったが、それらは天井や壁に張り付いている。
床には血で描かれたのであろう文字らしき物が無数に描かれていた。
「気分の悪い部屋ね……」
エルザが呟き、室内を見渡す。
ソレルはその広い部屋を歩き、エルザから見て東側に向かう。
そこには扉があり、ソレルはその扉に触れた。
その瞬間、何かが破裂するような、パチンという音がして、ソレルは手を引っ込める。
「大丈夫?」
エルザがソレルに駆け寄ると、ソレルはにっこり笑った。
「大丈夫ですよー、どうやら結界があるみたいですね、何処かに結界を保つための仕掛けがあるハズですが……」
ソレルがそう言って腕を組み、後ろに振り向くと、部屋の中心に黒いもやが現れる。
「あ、アレですね」
ソレルの言葉に、エルザも振り向く。
するともやの中から、三つ首のヤギ頭の悪魔が出てきた。
「アイツを倒せってことね」
エルザはそう言って、剣を構える。
ソレルはエルザの後ろで、悪魔を見つめる。
悪魔は雄叫びを上げると、四つん這いになってエルザに突進してきた。
エルザがそれをかわすと、ソレルは勢いのままに飛び込んで来た悪魔から、慌てて逃げる。
エルザは悪魔の背中に向かって剣を振るが、剣が当たった瞬間、ガキン!と音がして剣が弾かれた。