デーモンハント
第8章 シフォン
「また、硬いヤツね、まあいいわ、対処法は分かってる!」
エルザは剣をぎゅっと持つと、角を大きく振りながら振り向いた悪魔の目を狙って剣を突き出した。
剣は見事に真ん中の頭の目に当たる。
しかし、悪魔は怯む事も無く、エルザに向かって角を振った。
エルザは後ろに飛び退いて角を回避すると、剣を両手で握って今度は左側の頭に狙いを定める。
そして悪魔の方に飛び、左側の首を切り落とす。
流石に悪魔は怯み、おぞましい声を上げて後退した。
「ひとつ首を落としても死にはしないわね、面倒なヤツ」
エルザは苦々しく吐き捨て、更に右側の首に向かって剣を振る。
悪魔は首を守る様に体を捻り、エルザの剣をギリギリでかわした。
攻撃を避けた悪魔は、鋭い爪を光らせ、エルザに襲いかかる。
エルザはそれをひらりとかわし、剣で悪魔の両膝を切りつけた。
悪魔は膝から崩れ落ち、地面に倒れる。
「さっさと死になさい」
冷たくいい放ち、エルザは悪魔の首を二つとも一気に切り落とす。
首が転がり、これで死ぬであろうとエルザは思った。
しかし、首を無くした悪魔の体が動き、エルザは驚く。
「えっ!」
声を漏らした瞬間。
悪魔の背中から骨が皮膚を破って飛び出し、エルザに向かって物凄いスピードで迫った。
エルザはなんとかそれを避けたが、首と脇腹に浅い傷がつく。
「このっ!」
と、エルザは吐き捨て、悪魔の骨を剣で砕く。
もがくように暴れた悪魔だったが、骨を使っての攻撃を最後に動きを止めた。
そして黒いもやになって悪魔は消え去る。
「……嫌なヤツ」
ぼそりとエルザは呟き、結界で守られていた扉を見た。
ソレルは扉に近づき、扉に触る。
今度は何も起きず、すんなりと扉は開いた。
「仮面の悪魔はもうすぐそこです、行きましょう」
ソレルに言われ、エルザは頷いた。
エルザは剣をぎゅっと持つと、角を大きく振りながら振り向いた悪魔の目を狙って剣を突き出した。
剣は見事に真ん中の頭の目に当たる。
しかし、悪魔は怯む事も無く、エルザに向かって角を振った。
エルザは後ろに飛び退いて角を回避すると、剣を両手で握って今度は左側の頭に狙いを定める。
そして悪魔の方に飛び、左側の首を切り落とす。
流石に悪魔は怯み、おぞましい声を上げて後退した。
「ひとつ首を落としても死にはしないわね、面倒なヤツ」
エルザは苦々しく吐き捨て、更に右側の首に向かって剣を振る。
悪魔は首を守る様に体を捻り、エルザの剣をギリギリでかわした。
攻撃を避けた悪魔は、鋭い爪を光らせ、エルザに襲いかかる。
エルザはそれをひらりとかわし、剣で悪魔の両膝を切りつけた。
悪魔は膝から崩れ落ち、地面に倒れる。
「さっさと死になさい」
冷たくいい放ち、エルザは悪魔の首を二つとも一気に切り落とす。
首が転がり、これで死ぬであろうとエルザは思った。
しかし、首を無くした悪魔の体が動き、エルザは驚く。
「えっ!」
声を漏らした瞬間。
悪魔の背中から骨が皮膚を破って飛び出し、エルザに向かって物凄いスピードで迫った。
エルザはなんとかそれを避けたが、首と脇腹に浅い傷がつく。
「このっ!」
と、エルザは吐き捨て、悪魔の骨を剣で砕く。
もがくように暴れた悪魔だったが、骨を使っての攻撃を最後に動きを止めた。
そして黒いもやになって悪魔は消え去る。
「……嫌なヤツ」
ぼそりとエルザは呟き、結界で守られていた扉を見た。
ソレルは扉に近づき、扉に触る。
今度は何も起きず、すんなりと扉は開いた。
「仮面の悪魔はもうすぐそこです、行きましょう」
ソレルに言われ、エルザは頷いた。