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私はこうして淫女になった

第1章 悪夢の処女喪失

私の名は、美奈子。高3で、18歳。
付き合っている彼氏が、いる。
彼氏とは高校を卒業したら結婚しようと、約束していた。
彼氏とは十数年来の間柄で、つまり彼氏は私の初恋の相手。

本格的に付き合い始めたのは中学生のとき。
ただ高校は、彼氏の親(企業経営)の方針もあって彼は有名私学に行き、公立校の私と別々になった。
もちろん彼氏とは、毎週末は一緒に過ごしていた。

去年高2のとき彼氏がプロポーズをしてきて、私は承諾した。
互いの親にも挨拶し、ただ結婚まではスケベなことは慎むように言われた。
彼氏とはそれまでキスもしていなかった。彼氏は、晩熟(おくて)なのだった。
でも私は彼のことがとても好きで、愛していた。

しかし私のカラダは、高2になるころからぐんぐん成長してしまい、高3の夏休み直前にはバストがFカップに達した。学校の男子たちからは、スケベな目で見られた。
ただ私に言い寄ってくる男子は、皆無。
なぜなら、私は入学直後のクラスの自己紹介で
「私には将来を誓い合った彼氏がいます」
と宣言していたから。
それでも高1のころは告ってくる男子がいたが、私はもちろん全拒否。
その後も、機会を見つけては
「私には、彼氏がいる」
と大きな声で宣言していたので、いつしか男子も近寄ってこなくなった。

ただ私はお風呂上がり、自分のスケベなカラダを見てはいつもため息をついていた。
そして夜は悶々とし、私の左手指は自分の乳房へ、右手指は自分のクリトリスへ…。
「ああ…、コージ!私を抱いて…、セックスして~~~!」
コージというのは、彼氏の名前だ。

ある日、私はついに彼氏の手を握り、自分の胸に触れさせていた。
しかし彼氏は
「え?どうしたの?美奈子」
と言って、その手をすっと引っ込めた。
「美奈子、僕だって我慢してるんだ。高校を卒業したら…、結婚したら、思いっきりセックスしよう」
「うん…」
その夜は、彼氏の手の感触を思い出し、余計に悶々としてしまった。

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