
シャイニーストッキング
第2章 絡まるストッキング1
101 武石健太 ⑩
それは、ほぼ殆どのそれらの女性達にとってストッキングの存在は、ただの靴下、穿かなくちゃいけない義務的なモノ、そんな存在感なのである。
冬は寒く保温性に乏しく、夏は股間部分や、爪先が蒸れる、そしてすぐに破けたり、伝線してしまい耐久性にも乏しい、そんな存在と、世の殆どの女性達は思っているのだ。
だが、ゆかり先輩もそうなのであるが、そんな女性達の中にこのストッキングという存在が、男達の目を惹きつけ、魅了する事を自覚している一握りの存在がいるのである。
そして俺はそんな存在がいる事に気付いているのだ。
そんな女性達の穿くストッキングは、決まって、極薄で、魅惑的な光沢の艶を放つ素材の、比較的他と比べたら高価なモノなのである。
そしてこの俺の目の前にいる、この蒼井美冴さんもその条件にズバリと当てはまるのだ。
間違いない、彼女も、いや、彼女はわかっている僅かな一握りの存在だ…
俺はその美しいストッキング脚を揉んでいる蒼井美冴さんの爪先を、そんな事を想い巡らせながら凝視してしまっていた。
そしてドキドキが更に昂ぶってきていたのだ。
「あー、蒼井さん、越前屋朋美ですぅ、これから是非よろしくお願いしますぅ」
と、その声で、俺のフェチの思考が現実に戻ったのだ。
そしてその越前屋が俺と蒼井さんの間に割り込む様に、ビール片手に座ってきたのである。
俺はその彼女の動きに少し押されてしまい、うっかりテーブルの箸を堀コタツ式の足元に落としてしまったのだ。
「あっ」
「あらっ、武石さんごめんなさい」
「うん、大丈夫…」
俺はそう言って箸を取る為に、上半身を堀コタツ式の床下に潜らせた。
「よいしょっ…」
あっ…
その時であった、彼女の、蒼井さんの美しい爪先が、下に潜った俺の顔前にスーッと伸びてきたのである。
あっ、えっ…
そしてその爪先は、俺の右の頬をツーっと撫でてきたのだ。
こ、これは、蒼井さんの爪先だ…
さっきまで横座りになって、爪先と足の裏を揉んでいた左脚なのである。
その爪先からは、甘いムスク系の香りが漂ってきていた。
えっ、俺を試してるのか…
爪先を顔前に運び、俺のストッキングフェチ度、脚フェチ度を試してきているようなのである。
じゃなくちゃ、俺の潜りと同時のタイミングはあり得ない…
それは、ほぼ殆どのそれらの女性達にとってストッキングの存在は、ただの靴下、穿かなくちゃいけない義務的なモノ、そんな存在感なのである。
冬は寒く保温性に乏しく、夏は股間部分や、爪先が蒸れる、そしてすぐに破けたり、伝線してしまい耐久性にも乏しい、そんな存在と、世の殆どの女性達は思っているのだ。
だが、ゆかり先輩もそうなのであるが、そんな女性達の中にこのストッキングという存在が、男達の目を惹きつけ、魅了する事を自覚している一握りの存在がいるのである。
そして俺はそんな存在がいる事に気付いているのだ。
そんな女性達の穿くストッキングは、決まって、極薄で、魅惑的な光沢の艶を放つ素材の、比較的他と比べたら高価なモノなのである。
そしてこの俺の目の前にいる、この蒼井美冴さんもその条件にズバリと当てはまるのだ。
間違いない、彼女も、いや、彼女はわかっている僅かな一握りの存在だ…
俺はその美しいストッキング脚を揉んでいる蒼井美冴さんの爪先を、そんな事を想い巡らせながら凝視してしまっていた。
そしてドキドキが更に昂ぶってきていたのだ。
「あー、蒼井さん、越前屋朋美ですぅ、これから是非よろしくお願いしますぅ」
と、その声で、俺のフェチの思考が現実に戻ったのだ。
そしてその越前屋が俺と蒼井さんの間に割り込む様に、ビール片手に座ってきたのである。
俺はその彼女の動きに少し押されてしまい、うっかりテーブルの箸を堀コタツ式の足元に落としてしまったのだ。
「あっ」
「あらっ、武石さんごめんなさい」
「うん、大丈夫…」
俺はそう言って箸を取る為に、上半身を堀コタツ式の床下に潜らせた。
「よいしょっ…」
あっ…
その時であった、彼女の、蒼井さんの美しい爪先が、下に潜った俺の顔前にスーッと伸びてきたのである。
あっ、えっ…
そしてその爪先は、俺の右の頬をツーっと撫でてきたのだ。
こ、これは、蒼井さんの爪先だ…
さっきまで横座りになって、爪先と足の裏を揉んでいた左脚なのである。
その爪先からは、甘いムスク系の香りが漂ってきていた。
えっ、俺を試してるのか…
爪先を顔前に運び、俺のストッキングフェチ度、脚フェチ度を試してきているようなのである。
じゃなくちゃ、俺の潜りと同時のタイミングはあり得ない…
