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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 267 一つの疑問

 なんで…

 なんで…

 こんなに若くて、魅力的で、元モデルであったという位に美しい律子が…

 こうまで私を好いて、愛してくれているんだろうか…

 これは律子と知り合ってから、常々感じていた『律子七不思議』の一つの疑問であった。

 以前、ある程度、山崎専務から銀座のクラブママ伝いに訊いたことはあるのだが、それは私に近付いてきた理由であって、なぜに私のことをこうまで好いて、愛してくれているという理由ではなかった。

 なぜに私なんだろうか…

 それが本当に不思議でならないでいたし、訊くに訊けない想いでもある。

 そんなことを考えながら横たわっている美しい律子の裸を眺めていく。

 本当に美しい…

 八頭身といえる均整の整った抜群のプロポーション…

 それは今日の水着姿で更にハッキリとわかった…

 あ、うっすらと日焼けしている…

 いくら日焼け止めローションを塗ったとはいえ、うっすら、ほんのりと水着の日焼け跡がある。
 そしてそれがまた、男のスケベ心をそそってくるのだ。

「…………ぁ…ぅ…ぅぅ……」
 そんな私のスケベ心が伝わったかの様なタイミングで、律子は目覚める。

「…ぁ…は…ふ…ふぅぅ………」
 そしてその美しい、綺麗な二重目蓋の目が私を見てきた。

「あ……わたし……」
 まだ完全に覚醒しきれていない思考で、懸命に今の状況を思い返している様である。
 
「…あ…やだ…恥ずかしい…」
 そして自分の状況を理解した途端にそう呟き、カラダを丸め、慌ててベッドの掛け布団にくるまった。

「も、もしかして…ずっと見てました」
 すると恥ずかしそうにそう訊いてくる。

「ああ…」

「あん、もう、やだ」
 そう呟く顔がまた可愛いい。

「いや、綺麗だったよ、ううん綺麗だ」
 と、私はそう言いながら、キスをしようと律子を抱き寄せ、顔を寄せていく。

 そんな恥ずかしそうにしてくる律子のことがまた愛おしく感じてきていたのだ。

「あ、そんな…」
 律子はそう囁きながら、私の唇を受けてくる。

「は、ふ。あ、アナタぁ…」
 お互いに唇を、舌を貪る様にキスをしていく。

 あ…

 そして再び、さっきまで鎮まっていた怒張がムクムクと脈打ち、昂ぶり始めてきたのである。

 


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