
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
71 黒歴史…(6)
「上物だよ、一緒にどう?」
そしてその彼の誘いは、当時のわたしにとっては最高の甘い誘惑の言葉であった…
「ねぇ、今から僕ん家でやろうよ…」
「うん…」
わたしは迷わずに頷いたのである。
『三山蓮』彼の存在は、このクラブに出入りし始めて少ししてから知った。
その時のわたしのツレに紹介されたのである。
そしてその時のわたしのツレの男は、当時かなりやり手の商社マンであったのだが、一緒にこの『六本木クラブJ』に鞍替えして直ぐに海外赴任をしてしまったのである。
当時は男なんて、皆、便利な存在としか思ってはいなかったから、その存在が不在になっても、色々とチョッカイを出してくる男は次から次へと湧いてきていたから平気であった。
問題なのは、わたしの、その男達を見定める目力が重要であったのだ…
だが、彼、蓮を紹介された当時は全くといっていい程に接点は無かったし、興味もなかった。
ただ、有名な大女優の息子で、その親の七光りで俳優の卵をしていて、つまりは遊んでいて…
偶然、蓮とは同じ大学であったという程度しか知らなかったのだ。
そして蓮とはこのクラブに通うタイミングがズレていたのか、あまり遭遇もしなかったのであった。
だが、突然、こうして
『上物のチョコ』をエサに簡単に釣られてしまったのだ。
そしてそんな彼の誘いに乗るという事は、もちろん、その『チョコ』を吸って、ラリって、決める…
それは、つまりは、薬物セックスをするという暗黙の了解なのである。
その当時のわたしは、それに全く抵抗はないくらい狂っていたのである…
そして、むしろ、その
『上物のチョコ』にワクワクしていたくらいであったのだ。
今更ながら、本当に恥ずかしい…
本当に真っ黒といえる程の黒歴史といえた。
そしてそれは…
その過去の黒歴史は…
絶対に…
誰にも知られたくない…
紛れもない…
事実なのである…
「上物だよ、一緒にどう?」
そしてその彼の誘いは、当時のわたしにとっては最高の甘い誘惑の言葉であった…
「ねぇ、今から僕ん家でやろうよ…」
「うん…」
わたしは迷わずに頷いたのである。
『三山蓮』彼の存在は、このクラブに出入りし始めて少ししてから知った。
その時のわたしのツレに紹介されたのである。
そしてその時のわたしのツレの男は、当時かなりやり手の商社マンであったのだが、一緒にこの『六本木クラブJ』に鞍替えして直ぐに海外赴任をしてしまったのである。
当時は男なんて、皆、便利な存在としか思ってはいなかったから、その存在が不在になっても、色々とチョッカイを出してくる男は次から次へと湧いてきていたから平気であった。
問題なのは、わたしの、その男達を見定める目力が重要であったのだ…
だが、彼、蓮を紹介された当時は全くといっていい程に接点は無かったし、興味もなかった。
ただ、有名な大女優の息子で、その親の七光りで俳優の卵をしていて、つまりは遊んでいて…
偶然、蓮とは同じ大学であったという程度しか知らなかったのだ。
そして蓮とはこのクラブに通うタイミングがズレていたのか、あまり遭遇もしなかったのであった。
だが、突然、こうして
『上物のチョコ』をエサに簡単に釣られてしまったのだ。
そしてそんな彼の誘いに乗るという事は、もちろん、その『チョコ』を吸って、ラリって、決める…
それは、つまりは、薬物セックスをするという暗黙の了解なのである。
その当時のわたしは、それに全く抵抗はないくらい狂っていたのである…
そして、むしろ、その
『上物のチョコ』にワクワクしていたくらいであったのだ。
今更ながら、本当に恥ずかしい…
本当に真っ黒といえる程の黒歴史といえた。
そしてそれは…
その過去の黒歴史は…
絶対に…
誰にも知られたくない…
紛れもない…
事実なのである…
