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シャイニーストッキング

第9章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり

 97 黒歴史…(32)

「またお仕置きをしなくちゃねぇ…」
 そう囁きながら、指先で亀頭を撫で回し、そしてゆっくりとアナルバイブを動かしていく。
 既にかなり昂ぶってきているから、この動きは圭子にとっては天国的な快感の中での、堪えなくてはならない地獄の堪え、我慢といえる。

「はぁんぁ…や…あ…うぁぁ…」
 両手を脱がされたストッキングで縛られ、バンザイの格好でペニスとアナルを弄られ、必死に快感に堪えている…
 その姿は正に、マゾヒスティック的であった。

 そしてわたしもそんな弄り、苛めを嬉々として喜悦の昂ぶりをしながら、心と子宮を激しく疼かせながらサディスティック的な快感を感じていたのだ…

 圭子はそんな天国的な中の地獄的な快感に必死に堪え、激しく喘ぎ、身を捩り、震わせ、身悶えをしてくる。

「あ…はぁ…んん…や…ん…うぁぁ…」
 喘ぎとも悲鳴ともつかない喘ぎを上げながら圭子はベッドの上で首を左右に振り回す。

 ジュバ、ジュル、ジュルル…

 ニチャ、ニュチャ、ヌチャ…

 そしてわたしは再びペニスをしゃぶりながら指先で扱いていく。
 唇の中でペニスがピクピクと震え、アナルもヒクヒクと震えてきた。

 再び、限界が来たようである…

 いや、わたしであったなら、こんなに耐えられない…
 そう想いながら、動きを緩めていく。

「あ…っく……ぁぁああぁ……………」
 すると、不意に、喘ぎが鎮まった感じがしたのだ。

「はぁぁぁ……ぁぁぁ…………………」
 わたしはその喘ぎの鎮まりに違和感を感じ、ペニスをしゃぶり、アナルバイブで弄りながら上目遣いで圭子の顔を確認する。

 あっ…

 すると、圭子はベッドサイドの右側にある姿見の鏡を見つめていたのである。

 いや、違う…

 その鏡に映っている自分の姿に…

 いや、違うのだ…

 鏡に映っている、わたしに激しく弄られ、苛められ、責められて快感の震えを、身悶えを、苦悶の表情をしている自分に、女装している自分に…

 つまり、母親であり、大女優である
『三山圭子』に見惚れているのである…

「はぁぁぁ……ぁぁ………………」
 
 わたし完全に確信した…


「ほらぁ…圭子ぉ…いや…蓮…
 ママが…ママがぁ…感じているわよぉ…」





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