
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
100 黒歴史…(35)
その大学3年の夏の終わりに、そんな蓮との惰性の関係に終止符を打つ出来事が起きたのである…
それは…
まず、その出来事の少し前に二つの要因があった。
一つ目の要因…
その夏の終わりの頃の当時、わたしの惰性の想いはなんとなくなのだが蓮にも伝わっていたようなのであった。
だが、既に蓮は、禁断の母親に対する過剰なまでのマザコンをわたしに対してカミングアウトをし、そしてわたしがそれを受け入れた、と思っていた…
のだが、実は決して受け入れた訳では無いのだ。
あくまでも大麻乱用の上でのセックスのプレイのつもりで拒否しなかっただけであり、蓮のその過剰なまでの重度なマザコンを受け入れた訳でも何でもないのである。
なぜならば、わたしにとっての蓮は、決して彼氏的な存在ではなく、大麻乱用セックスパートナー的な存在であったから…
そして男性としての好みのタイプに於いては、嫌悪感が無かった程度の存在感でしかなかったのだ。
そしてお坊ちゃまでお金持ちで、遊べる部屋を持っていて、なにより最高級の大麻樹脂をいつも持っていたというだけの存在のつもりであった。
だが蓮的には、どうやらこの女装趣味、嗜好を、それも大女優であり、母親に対するマザコン思考、そして女性としての近親相姦の憧憬をわたしにカミングアウトをして…
認めてくれた存在として、ある意味、彼女以上の存在感の女になっていたようなのである。
だから、この頃のわたしの惰性的な想いが伝わり、蓮自身の心情の中で穏やかでなく、焦り的な想いが高まってきていたのだと思われたのだ…
ある日…
『ねぇゆかり姫、すっごくいいコークが手に入るんだけど、やらない?』
蓮は、そうわたしに言ってきた。
『え、コーク?』
『コーク』それは麻薬の『コカイン』の隠語である。
実はわたしは、こんな大麻を乱用し、酩酊して酔い痴れ、狂い、そして決めセックスまでしている位なのであったのだが、一つだけ自分に対して誓っていた想いがあったのだ…
こんな『マリファナクィーン…』等々、陰で言われていた位なのでとても説得力が無いのではあるのだが…
『麻薬にだけは手を出さない…
狂うのはあくまでも大麻だけ…』
という誓い、なのである。
その大学3年の夏の終わりに、そんな蓮との惰性の関係に終止符を打つ出来事が起きたのである…
それは…
まず、その出来事の少し前に二つの要因があった。
一つ目の要因…
その夏の終わりの頃の当時、わたしの惰性の想いはなんとなくなのだが蓮にも伝わっていたようなのであった。
だが、既に蓮は、禁断の母親に対する過剰なまでのマザコンをわたしに対してカミングアウトをし、そしてわたしがそれを受け入れた、と思っていた…
のだが、実は決して受け入れた訳では無いのだ。
あくまでも大麻乱用の上でのセックスのプレイのつもりで拒否しなかっただけであり、蓮のその過剰なまでの重度なマザコンを受け入れた訳でも何でもないのである。
なぜならば、わたしにとっての蓮は、決して彼氏的な存在ではなく、大麻乱用セックスパートナー的な存在であったから…
そして男性としての好みのタイプに於いては、嫌悪感が無かった程度の存在感でしかなかったのだ。
そしてお坊ちゃまでお金持ちで、遊べる部屋を持っていて、なにより最高級の大麻樹脂をいつも持っていたというだけの存在のつもりであった。
だが蓮的には、どうやらこの女装趣味、嗜好を、それも大女優であり、母親に対するマザコン思考、そして女性としての近親相姦の憧憬をわたしにカミングアウトをして…
認めてくれた存在として、ある意味、彼女以上の存在感の女になっていたようなのである。
だから、この頃のわたしの惰性的な想いが伝わり、蓮自身の心情の中で穏やかでなく、焦り的な想いが高まってきていたのだと思われたのだ…
ある日…
『ねぇゆかり姫、すっごくいいコークが手に入るんだけど、やらない?』
蓮は、そうわたしに言ってきた。
『え、コーク?』
『コーク』それは麻薬の『コカイン』の隠語である。
実はわたしは、こんな大麻を乱用し、酩酊して酔い痴れ、狂い、そして決めセックスまでしている位なのであったのだが、一つだけ自分に対して誓っていた想いがあったのだ…
こんな『マリファナクィーン…』等々、陰で言われていた位なのでとても説得力が無いのではあるのだが…
『麻薬にだけは手を出さない…
狂うのはあくまでも大麻だけ…』
という誓い、なのである。
