
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
133 いい人…
「モテないんじゃなくてさぁ…
いつもいい人で終わっちゃうのよねぇ…
そうでしょう?…」
「…………」
そう言うと、図星みたいな顔をしてきた。
「いい人はさぁ…
いつもいい人で終わっちゃうのよねぇ…」
「えっ?…」
わたしは少し酔ってきていた…
「だってさぁ…」
そう呟きながらわたしは、3杯目のウーロンハイをグイッと飲む。
「この前の夜も…
そうだったじゃん…」
決してベロベロでは無い、ほどよい、ほろ酔いである…
だが、そんなほろ酔いが口を滑らかにしてくるのだ…
「この前の夜もって?……」
わたしは敢えて避けていた話しをすることにする…
ほろ酔いのせいもあったのだが、何より、今、目の前にいる杉山くんが可愛く感じてしまい、言わずにはいられなくなってしまったのだ。
「ほら、この前の夜の事よぉ…」
わたしは杉山くんの目を見つめながらそう囁いた。
「あっ…」
すると彼も思い当たったようで、そう呟いてきた。
そして宙を見つめながらあの夜を思い出したようである…
「わたしが酔い潰れて寝ちゃった、あの夜の事よ…」
さすがに本当の事は言えない、酔い潰れた事にした…
「はぁ…」
とぼけた返事をしてきたのだが、わたしの言わんとしている事に思い当った顔を、いや、目をしてくる。
「わたしさぁ…
大学生時代はかなりやんちゃしていたのね…」
「あ、はい…」
それは昨日の『三山蓮太郎』との再会と、今日の『稲葉ディレクター』との会話からも、さすがの杉山くんでも想像がつく筈である。
「でね、あの夜みたくさぁ…
お酒に酔い潰れちゃった夜は何度かあったのね…」
「あ…はい…」
どうやら、さすがの杉山くんにもわたしの言おうとしている事に察しがついた様な顔をしてきた。
「でもねぇ…
酔い潰れちゃてさぁ…」
わたしはそう、酔っていた…
ほろ酔いの気持ち良さが、つい口を滑らかにしてくるのだ。
「酔い潰れちゃてさぁ…
ヤられなかった事ってさぁ…
あの夜が…
杉山くんが…
キミが…
初めてなのよねぇ…」
「あっ…えっ……」
ついに言ってしまった…
ほろ酔いと、杉山くんの可愛いさのせいなのである…
「モテないんじゃなくてさぁ…
いつもいい人で終わっちゃうのよねぇ…
そうでしょう?…」
「…………」
そう言うと、図星みたいな顔をしてきた。
「いい人はさぁ…
いつもいい人で終わっちゃうのよねぇ…」
「えっ?…」
わたしは少し酔ってきていた…
「だってさぁ…」
そう呟きながらわたしは、3杯目のウーロンハイをグイッと飲む。
「この前の夜も…
そうだったじゃん…」
決してベロベロでは無い、ほどよい、ほろ酔いである…
だが、そんなほろ酔いが口を滑らかにしてくるのだ…
「この前の夜もって?……」
わたしは敢えて避けていた話しをすることにする…
ほろ酔いのせいもあったのだが、何より、今、目の前にいる杉山くんが可愛く感じてしまい、言わずにはいられなくなってしまったのだ。
「ほら、この前の夜の事よぉ…」
わたしは杉山くんの目を見つめながらそう囁いた。
「あっ…」
すると彼も思い当たったようで、そう呟いてきた。
そして宙を見つめながらあの夜を思い出したようである…
「わたしが酔い潰れて寝ちゃった、あの夜の事よ…」
さすがに本当の事は言えない、酔い潰れた事にした…
「はぁ…」
とぼけた返事をしてきたのだが、わたしの言わんとしている事に思い当った顔を、いや、目をしてくる。
「わたしさぁ…
大学生時代はかなりやんちゃしていたのね…」
「あ、はい…」
それは昨日の『三山蓮太郎』との再会と、今日の『稲葉ディレクター』との会話からも、さすがの杉山くんでも想像がつく筈である。
「でね、あの夜みたくさぁ…
お酒に酔い潰れちゃった夜は何度かあったのね…」
「あ…はい…」
どうやら、さすがの杉山くんにもわたしの言おうとしている事に察しがついた様な顔をしてきた。
「でもねぇ…
酔い潰れちゃてさぁ…」
わたしはそう、酔っていた…
ほろ酔いの気持ち良さが、つい口を滑らかにしてくるのだ。
「酔い潰れちゃてさぁ…
ヤられなかった事ってさぁ…
あの夜が…
杉山くんが…
キミが…
初めてなのよねぇ…」
「あっ…えっ……」
ついに言ってしまった…
ほろ酔いと、杉山くんの可愛いさのせいなのである…
