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シャイニーストッキング

第9章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり

 135 LOVEじゃなくてLIKE

「あ、いや、好きとかじゃないからね…
 あくまでも嫌いじゃない…
 うーん、なんて言ったらいいのかなぁ?
 あ、そうそう、LOVEじゃなくてLIKEよ、LIKE…」
 小、中学生並みだからこの方が通じると思った。

「あー、はいっ、はい…」
 なんとか意味が通じたようで笑顔一杯になったのだ。

「えっ、分かってるの?、LIKEだからね、LIKEよ」

「あ、はい、分かるっス
 嫌われてはいないんスよねぇ」
 
 まぁ、そういうことなのだが…
 通じたのか、心配になる。

「まず、ほら、嫌いだったらさぁ、一緒になんか絶対に飲んだりなんかしないしさぁ…」

「あ、はい」
 ニコニコが止まらない。

「ま、そんな感じではあったから、つい飲み過ぎちゃって、それに疲れもあったからさぁ、ついつい酔い潰れちゃったんだけどぉ…」

 杉山くんのニコニコが止まりそうもない…

「でもさぁ…
 わたしさぁ、目覚めた時に違った意味でショックを受けたのよぉ」

「えっ、ショックって?」

「だってさぁ…
 ブラウスのボタン一つも外れてないんだからぁ…」

「あ、はい…」
 また再び不思議な顔をしてくる。

「つまりはさぁ…
 指一本もわたしに触れなかったって事よねぇ…」

「はい、そうっス、何もしてないっス」
 今度は胸を張ってきた。

 わたしが云いたい事はそうではないのである…

「でもさぁ、あの焼き鳥屋からわたしをホテルまで連れて行く時にはさぁ、わたしを抱きかかえて行ってくれた訳よねぇ?」

「あ、はい、そうっス」

「その時さぁ…」
 わたしはジィッと杉山くんの顔を見つめていく。

「…………」

「その時、わたしのオッパイ、いや胸を少なからずも触ったわよねぇ」
 
「あ、いや、それは…」
 触るではなく、触れてしまう…
 それはやむを得ない事ではあるのだ。





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