
シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり
249 『夢の国』に融ける(8)
わたし達は、魔法に掛かった様に、夢中になってキスをし…
唇を、舌を、唾液を貪り…
もつれ合うようにセミスウィートルームの広い部屋の、ソファに倒れ込む。
「はぁぁ、み、みさえぇ…」
「ゆ、ゆかりぃ…」
わたし達は、また、今夜も…
ビアンの衝動のスイッチが入ってしまう…
「あ、ら…」
だが、その一瞬の昂ぶりの隙間の視線の隅に…
テーブルの上に、メモ用紙があるのに気付いたのだ。
「え、な、なに…かしら…」
わたしは、ふと、唇を離し、そのメモ用紙を見る…
『冷蔵庫に、高橋副支配人よりシャンパンのサービスがございます。
どうぞお飲みくださいませ。』
そう書かれていた。
「あら、副支配人…て?」
美冴さんもそのメモ用紙に気付き、読み、そして、そう訊いてきた。
あっ、ヤバ、ミッチーにバレた?…
「え、あ、うん、このお部屋を頼んだ人がさ、副支配人と知り合いだったのよ…」
わたしは美冴さんに慌てて言い訳をする。
「え、そうなんですかぁ…
このホテルの副支配人なんてすごいですよねぇ」
「え、そうなの?」
驚くフリをした。
確かに、この世界中に展開するホテルの、それも、世界に数カ所しかないこの『夢の国』リゾート施設のオフィシャルホテルの副支配人であるから…
凄いには越したことはないのだが。
所詮は…
親の七光りなのだ…
わたし達は、魔法に掛かった様に、夢中になってキスをし…
唇を、舌を、唾液を貪り…
もつれ合うようにセミスウィートルームの広い部屋の、ソファに倒れ込む。
「はぁぁ、み、みさえぇ…」
「ゆ、ゆかりぃ…」
わたし達は、また、今夜も…
ビアンの衝動のスイッチが入ってしまう…
「あ、ら…」
だが、その一瞬の昂ぶりの隙間の視線の隅に…
テーブルの上に、メモ用紙があるのに気付いたのだ。
「え、な、なに…かしら…」
わたしは、ふと、唇を離し、そのメモ用紙を見る…
『冷蔵庫に、高橋副支配人よりシャンパンのサービスがございます。
どうぞお飲みくださいませ。』
そう書かれていた。
「あら、副支配人…て?」
美冴さんもそのメモ用紙に気付き、読み、そして、そう訊いてきた。
あっ、ヤバ、ミッチーにバレた?…
「え、あ、うん、このお部屋を頼んだ人がさ、副支配人と知り合いだったのよ…」
わたしは美冴さんに慌てて言い訳をする。
「え、そうなんですかぁ…
このホテルの副支配人なんてすごいですよねぇ」
「え、そうなの?」
驚くフリをした。
確かに、この世界中に展開するホテルの、それも、世界に数カ所しかないこの『夢の国』リゾート施設のオフィシャルホテルの副支配人であるから…
凄いには越したことはないのだが。
所詮は…
親の七光りなのだ…
