シャイニーストッキング
第12章 もつれるストッキング1 松下律子
66 準備室室長佐々木ゆかり(4)
「あっ、そうだぁ…」
と、突然、越前屋さんが呟いてきた。
「えっ?」
伊藤さんが反応する。
「えー、あっちんを見て思い出したんだけどぉ…
大原常務さんのぉ、秘書さんがぁ…
どことなくあっちんに雰囲気が似ていてぇ…
て、いうかぁ…」
すっごい美人さんだったんですぅ…
と、突然、越前屋さんがそう話してきたのだ。
「えっ?」
それにはわたしもすかさず反応してしまう…
それは、今日、いや、今夜、なによりも訊きたい情報だからである。
「そうなんですぅ…
大原常務がぁ、席を外していた時にはその秘書さんとぉ、大原常務派だねって話してたくらいなんですぅ…」
「え、大原常務派って?」
思わずわたしは、その話しに食い付いてしまった。
「はい、なんかぁ秘書さんもぉ、大原常務って素敵ですよねぇ…てぇ」
ドキドキ…
無意識に胸が高鳴ってしまう。
「へぇ、その秘書さんもそうなんだぁ」
伊藤さんが呟く。
「うん、そうなの」
「わたしに雰囲気が似てるって?」
伊藤さんはわたしの訊きたい事を話してくれる。
「うん、そう…
ベリーショートヘアでぇ、あ、刈上げはしてないけどね…
スラっとスタイルが良くてぇ…
あ、あっちんより背が高かったかなぁ…」
「へぇ、わたしは163cm位だけど?」
「うーん、多分170cm弱はあったかなぁ…
あ、そう、モデルさんや、あっちんみたいな八頭身…」
「あらぁ、八頭身だなんてぇ」
伊藤さんは少し照れる。
「それにぃ、いいニオイ、あ、甘い香りがしたぁ」
「うわっ、それ、ヤバくないですかぁ?
完全な美人秘書ってヤツですよね」
と、今度は健太がやや昂ぶりながら言ってくる。
「コラ、健太さん」
そして隣から美冴さんが健太を制す。
だがわたしは…
そんな越前屋さんの美人秘書の話しにすっかり…
ドキドキと高鳴ってしまっていたのだ…
そして…
『甘い、いい香り…』
その言葉に…
心が昂ってきていた…
「あっ、そうだぁ…」
と、突然、越前屋さんが呟いてきた。
「えっ?」
伊藤さんが反応する。
「えー、あっちんを見て思い出したんだけどぉ…
大原常務さんのぉ、秘書さんがぁ…
どことなくあっちんに雰囲気が似ていてぇ…
て、いうかぁ…」
すっごい美人さんだったんですぅ…
と、突然、越前屋さんがそう話してきたのだ。
「えっ?」
それにはわたしもすかさず反応してしまう…
それは、今日、いや、今夜、なによりも訊きたい情報だからである。
「そうなんですぅ…
大原常務がぁ、席を外していた時にはその秘書さんとぉ、大原常務派だねって話してたくらいなんですぅ…」
「え、大原常務派って?」
思わずわたしは、その話しに食い付いてしまった。
「はい、なんかぁ秘書さんもぉ、大原常務って素敵ですよねぇ…てぇ」
ドキドキ…
無意識に胸が高鳴ってしまう。
「へぇ、その秘書さんもそうなんだぁ」
伊藤さんが呟く。
「うん、そうなの」
「わたしに雰囲気が似てるって?」
伊藤さんはわたしの訊きたい事を話してくれる。
「うん、そう…
ベリーショートヘアでぇ、あ、刈上げはしてないけどね…
スラっとスタイルが良くてぇ…
あ、あっちんより背が高かったかなぁ…」
「へぇ、わたしは163cm位だけど?」
「うーん、多分170cm弱はあったかなぁ…
あ、そう、モデルさんや、あっちんみたいな八頭身…」
「あらぁ、八頭身だなんてぇ」
伊藤さんは少し照れる。
「それにぃ、いいニオイ、あ、甘い香りがしたぁ」
「うわっ、それ、ヤバくないですかぁ?
完全な美人秘書ってヤツですよね」
と、今度は健太がやや昂ぶりながら言ってくる。
「コラ、健太さん」
そして隣から美冴さんが健太を制す。
だがわたしは…
そんな越前屋さんの美人秘書の話しにすっかり…
ドキドキと高鳴ってしまっていたのだ…
そして…
『甘い、いい香り…』
その言葉に…
心が昂ってきていた…