テキストサイズ

シャイニーストッキング

第12章 もつれるストッキング1   松下律子

 117 律子の秘密(29)

 それはかろうじて知っていた…

 男のチンポが女のアソコに入るという事は…
 いや、入れるという事くらいだけは。

 
 あ…

 だからわたしは感じ昂ぶって…

 優くんを求めているっていう事なのか?…

 いや、優くんにチンポを入れて欲しいっていう事なのか?…


 本当にあの当時のわたしは、そんなレベルの性知識しか無かった…
 いや、ほぼ何も知らないのに等かったのであった。


『り、律っちゃん、凄く濡れてる…』

『あっ、あんっ』

 その時…

 そんな事を考え、思っていたわたしのカラダに突然…
 快感の激しい電流が走り抜けてきたのである。

『あんっ、え、うっ、な、なにぃっ?』

『う、うわぁっ、律っちゃんヌルヌルだぁ』

 なんと…

 優くんの指先が…

 短パンと下着の隙間を゙器用にすり抜け…

 アソコに、いや、わたしのアソコに触れてきたのである。

 そして…

 偶然なのであろうが…

 本当に偶然に…

 なんと、クリトリスに触れてきたのだった。


『はぁんっ、やっ、んっ』
 優くんの指先が偶然にもクリトリスの頭を撫でる様に触れたせいで…

『はぁうぅぅっ』
 その快感の電流が爆発的に…

 いや、アソコから全身に、震える位にスパークしてきたのであった。

『ああんっ、やぁんっっ…』

 その快感…

 痺れる様な気持ち良さは…

 衝撃的な快感であったのだ。

 わたしは小さく叫び…

『はぁん、ん、やんん…』
 
 喘ぎ…

 カラダを震わせ…

 優くんにしがみつき…

 無意識に腰を動かして、いや、震わせてしまい…

『あんっ、んんっ』

 また、その腰の震えのせいで…

 ニュルっ…
 と、優くんの指先が偶然にもアソコに挿入ってしまったのである。

 そして…

 また、優くんも男の、いや、オスの本能なのだろうか…
 無意識にも、その中に挿入ってしまった指先を動かしてきたのであった。

『はぁんっ、やんっ、あんっ』

 その指先の動き、キツイ挿入感がわたしの初めての…

 また、勿論、全ての意味で未挿入の処女の膣である訳だから…

 未知の領域の、新たな、新鮮な感覚であり…

 そして、それが、初めてなのに…

『はぁぁん…』

 多分、あの時わたしは…

 初めてのくせに…

 

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ