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シャイニーストッキング

第12章 もつれるストッキング1   松下律子

 121 律子の秘密(33)

『っんぁっぁぁぁ……ぁぁ……』

 ナニかが、奥深くから爆発し…

『んんっ……………』

 意識が…

 翔んだ…

『…ぁぁ………………』



 そして…

 この強く、初めての快感が…

 この日から…

 わたしの心に…

 脳裏に…

 奥深くの子宮に…

 くっきりと刻まれ…

 それからのわたしを…

 狂わせていく事となったのだ。


 全ては…

 この日が…

 始まりであった。




『………ん……は………ぁぁ………ぁ…』

『あっ、り、律っちゃん…』

 ふと、意識を戻すと、目の前に優くんがいた…
 そして、わたしの顔を覗き込んでいた。


『ぁぁ…ゆ、優くん…』

 わたしは、初めての絶頂感に、一瞬、意識を翔ばしでしまったのだ…

 そして、少しずつ意識の覚醒と共に…

 ズキズキズキズキ…

 ウズウズウズウズ…

 と、快感の余韻が蘇り…

 ザワザワザワザワ…

 と、心が騒めいてきた。

『あ…わ、わたし?…』

 戸惑いの声を漏らすのだが…
 すっかり興奮し切った、まだ幼い優くんには通じない。

『り、律っちゃん…』

 優くんは再びそう呟きながら、わたしの唇を貪る様に吸い始め…

『あっ、んっ…』

 片手で乳房を不器用に揉み…

『ん、んんっ…』
 片手で余韻に疼くアソコに指先を導き、触れてきた。

 すっかり快感に酔っていたわたしではあったが…

 心の奥深くの理性が顔を出し…

『あっ、や、ん、ゆ、優くんっ』
 この流れの危険性を心に訴えてきたのだ。

『やっ、あっ、だ、ダメ、ダメよ、ゆ、優くん…』

 それは…

『えっ、り、律っちゃん?』

 わたしは必死な想いで優くんの、アソコに伸びている指先を掴み…
 退かしていく。


『えっ?』

『ゆ、優くんっ、だ、ダメっ、ダメよっ』
 興奮し切っている優くんは、そんなわたしの突然の抗い、抵抗に、戸惑いの声を上げてきた、


『だ、ダメよっ、あ、赤ちゃんができちゃうから…』

 そう…

 それは挿入の…

 本当の…

 セックスの危険性であった…





 

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