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シャイニーストッキング

第12章 もつれるストッキング1   松下律子

 122  律子の秘密(34)

『ゆ、優くんっ、だ、ダメっ、ダメよっ…
 だ、ダメっ、あ、赤ちゃんができちゃうから…』

 そう、それは挿入の…
 本当のセックスの危険性であった。

 それ位に優くんは再び興奮し、ギンギンに昂らせているのであり…
 
 そしてその彼の熱い想いは…
 血走った目が伝えてきていたのである。

『えっ、あっ、う、うん…』
 
 わたしは優くんの手首をギュッと掴み、目を見つめ…
 自らの意思を伝えていく。

 そして…

 これ以上は押さえ、抑えなくてはダメだ…

 心が囁いてきていた。



『う、うん…』

 すると…
 優くんのカラダの強張りがスッと緩み、力が抜けてくるのを感じた。

『あっ、えっ?』

 だが、わたしはそのタイミングで…

『り、律っちゃん…』
 優くんのチンポを、無意識に、ギュッと握ったのだ。

『…してあげるから…』
 
 その代わりにシてあげるから…
 とは、言葉では云えなかったが、目で伝える。

『えっ、あ、り、律っちゃん…』

 とりあえずさぁ、男ってさぁ、勃っちゃったらさぁ、射精さないとさぁ…

 そんな先輩の声が脳裏には聞こえていた。


『…てあげる…』

 そして、メスの本能なのだろうか…

 わたしは無意識に顔を下げ…


『あっ、うっ、あ、あぁっ』

 わたしは…

 唇に…

 しかも…

 ヤリ方も分からないクセに…

 優くんのチンポを…

 唇に含み…

 咥えたのだ。


『うわぁっ、り、律っちゃぁん』
 優くんは、全身をブルッと震わせ、小さく快感の喘ぎを漏らしてくる。


 わたしの…

 初めてのチンポの味は…

 少し、塩辛かった…






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