
シャイニーストッキング
第13章 もつれるストッキング2 佐々木ゆかり
5 再びの…
「い、いや、凄くなんかないわよ…」
すっかり動揺し、さっきまでの勢いは無くなり…
いや、意気消沈してしまう。
「じゃあ行きましょうか」
だが、杉山、鈴木くんの二人には、逆に有名俳優との遭遇により、テンションが上がったようであった…
だが、そんなテンションの上がりが功を奏し…
杉山、鈴木くんの二人はそつなく、順調に相手側との契約を無事に済ませたのだ。
「じゃあ、これからよろしくお願いします」
なんとか気持ちを立て直したわたしは担当相手にそう挨拶をし…
「今後は、基本的にはこの杉山と鈴木の二人が御社担当で進めさせて頂きますのでよろしくお願いします」
更にそう付け加えた。
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
と、担当の方が丁寧に返してくれ…
「じゃあ、失礼します…」
そう言って立ち上がったタイミングで…
「あっ、そうだ、佐々木部長さん…」
「え、はい?」
「ウチの制作部のディレクターの稲葉とは昔のお知り合いだそうで…」
更にわたしに追い打ちを掛ける言葉が…
そして避けたい名前が…
「あ、え、は、はい…」
また再び…
動揺してしまう。
「あ、い、いえ、あ、は、はい、そ、そうなんです…」
言葉が震えてしまう…
「なんかぁ、佐々木部長をウチのビジネスサテライト番組のコメンテイターにしたいってぇ…」
そう担当の方が言ってくると…
「え、あ、あの番組の?」
鈴木くんが驚いた声を漏らしてきた。
「あ、この前の人かぁ?」
杉山くんはこの前の彼、稲葉ディレクターとの遭遇の時に居たから、そして、その話しを聞いていたから…
その時、わたしに口止めされていたからか、ボソッと呟く。
「なんか、少し話しがしたいって言ってましたよ」
「い、いや、凄くなんかないわよ…」
すっかり動揺し、さっきまでの勢いは無くなり…
いや、意気消沈してしまう。
「じゃあ行きましょうか」
だが、杉山、鈴木くんの二人には、逆に有名俳優との遭遇により、テンションが上がったようであった…
だが、そんなテンションの上がりが功を奏し…
杉山、鈴木くんの二人はそつなく、順調に相手側との契約を無事に済ませたのだ。
「じゃあ、これからよろしくお願いします」
なんとか気持ちを立て直したわたしは担当相手にそう挨拶をし…
「今後は、基本的にはこの杉山と鈴木の二人が御社担当で進めさせて頂きますのでよろしくお願いします」
更にそう付け加えた。
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
と、担当の方が丁寧に返してくれ…
「じゃあ、失礼します…」
そう言って立ち上がったタイミングで…
「あっ、そうだ、佐々木部長さん…」
「え、はい?」
「ウチの制作部のディレクターの稲葉とは昔のお知り合いだそうで…」
更にわたしに追い打ちを掛ける言葉が…
そして避けたい名前が…
「あ、え、は、はい…」
また再び…
動揺してしまう。
「あ、い、いえ、あ、は、はい、そ、そうなんです…」
言葉が震えてしまう…
「なんかぁ、佐々木部長をウチのビジネスサテライト番組のコメンテイターにしたいってぇ…」
そう担当の方が言ってくると…
「え、あ、あの番組の?」
鈴木くんが驚いた声を漏らしてきた。
「あ、この前の人かぁ?」
杉山くんはこの前の彼、稲葉ディレクターとの遭遇の時に居たから、そして、その話しを聞いていたから…
その時、わたしに口止めされていたからか、ボソッと呟く。
「なんか、少し話しがしたいって言ってましたよ」
