シャイニーストッキング
第14章 もつれるストッキング3 常務取締役大原浩一
16 越前屋の魅力
「うわぁ、越前屋さんの人脈は最強ですねぇ、これも全部アナタの魅力からなんですねぇ」
と、秘書であり、もう一人の最愛の存在であり、最強のパートナーとなりつつある松下律子も、そんな越前屋朋美の存在感に驚きと感嘆の言葉をかける。
「えぇ、そんなぁお姉さんまでぇ…
違いますよぉ、たまたま同期のお兄さんだったってだけの繋がりだったんですからぁ」
「いや違うんだよ…
そんな見えない不思議な縁を含めての人脈なんかも全部がキミの魅力、明るさ、個性なんだと思われるんたよ」
と、私は律子に続いてそう言った。
そしてその言葉は本気の思いでもある…
「えぇ、そ、そうなんですかぁ」
そう越前屋は少し恐縮気味で呟いた。
「うん、そう、それらのキミの魅力は私が役員として着任するまで一人で、いや、孤軍奮闘して頑張っていたからだと私は思っている」
「え、あ、は、はぁ」
「周りは皆、キミの頑張り、孤軍奮闘の姿を必ず見ている、いや、見ていた筈だから」
この言葉は決して彼女をおだてている訳ではなく、私自身の本心からの思いの言葉であるのだ。
「はい、ありがとうございます」
でも彼女は完全にこの私の褒め言葉に恐縮してしまう。
「ま、とにかくだ、あとのその仙台と甲府支社の二人もアポ取りたいから、松下くんと相談して於いてくれ」
「はい、わかりましたぁ」
すると彼女は明るく、そして満面の笑みで応える。
これだ、この彼女の笑顔が、この笑顔に魅かれちゃうんだよなぁ…
多分、あの迷走していた時代でのこの彼女の明るさ、この笑顔が、当時の唯一の明るい光明だったんだろう…
「じゃ、私は林田社長に会ってくるから」
そう秘書の律子に告げて社長室へと向かう。
約束は午後四時過ぎなのだが、少し早くても大丈夫だろう…
そう思いながら社長室のドアをノックする。
「失礼します、少し早かったですかね?」
私は対応に出た社長秘書に告げると…
「おぉ大原くん、大丈夫だよ、どうぞ…」
なぜ今日、林田社長と話しをするのか…
それは林田社長を完全に私の味方に取り込む為であった。
「うわぁ、越前屋さんの人脈は最強ですねぇ、これも全部アナタの魅力からなんですねぇ」
と、秘書であり、もう一人の最愛の存在であり、最強のパートナーとなりつつある松下律子も、そんな越前屋朋美の存在感に驚きと感嘆の言葉をかける。
「えぇ、そんなぁお姉さんまでぇ…
違いますよぉ、たまたま同期のお兄さんだったってだけの繋がりだったんですからぁ」
「いや違うんだよ…
そんな見えない不思議な縁を含めての人脈なんかも全部がキミの魅力、明るさ、個性なんだと思われるんたよ」
と、私は律子に続いてそう言った。
そしてその言葉は本気の思いでもある…
「えぇ、そ、そうなんですかぁ」
そう越前屋は少し恐縮気味で呟いた。
「うん、そう、それらのキミの魅力は私が役員として着任するまで一人で、いや、孤軍奮闘して頑張っていたからだと私は思っている」
「え、あ、は、はぁ」
「周りは皆、キミの頑張り、孤軍奮闘の姿を必ず見ている、いや、見ていた筈だから」
この言葉は決して彼女をおだてている訳ではなく、私自身の本心からの思いの言葉であるのだ。
「はい、ありがとうございます」
でも彼女は完全にこの私の褒め言葉に恐縮してしまう。
「ま、とにかくだ、あとのその仙台と甲府支社の二人もアポ取りたいから、松下くんと相談して於いてくれ」
「はい、わかりましたぁ」
すると彼女は明るく、そして満面の笑みで応える。
これだ、この彼女の笑顔が、この笑顔に魅かれちゃうんだよなぁ…
多分、あの迷走していた時代でのこの彼女の明るさ、この笑顔が、当時の唯一の明るい光明だったんだろう…
「じゃ、私は林田社長に会ってくるから」
そう秘書の律子に告げて社長室へと向かう。
約束は午後四時過ぎなのだが、少し早くても大丈夫だろう…
そう思いながら社長室のドアをノックする。
「失礼します、少し早かったですかね?」
私は対応に出た社長秘書に告げると…
「おぉ大原くん、大丈夫だよ、どうぞ…」
なぜ今日、林田社長と話しをするのか…
それは林田社長を完全に私の味方に取り込む為であった。