シャイニーストッキング
第14章 もつれるストッキング3 常務取締役大原浩一
34 律子の笑顔
「えっ、の、ノンって?、あのノンか?」
私は慌てて訊き返す。
「あ、はい、あのノンさんですよ、わたしあれから何回か電話でお話ししてましてぇ…
あ、常務さんの昔のお話しも少し聞いちゃってますの…」
そう嬉しそうに言ってきた。
「えっ、あっ、そうなのか?」
慌てて訊き返すと…
「はいっ」
と、再び満面の笑みで応えてきたのだ。
え、あ、あのノンと?…
そういえばあの時…
あのお盆休みの帰省の時に…
不意に私の田舎の遊園地のプールに現れた律子にかなり翻弄され、そして、確かにノンと意気投合していたっけ…
「じゃ、あの後って、つい最近もって事だよな?」
私は更に訊いていく。
「はい、そうですね…
正確にはあの後3回程電話でおしゃべりをしちゃいましたぁ…」
律子は嬉しそうに、そして満面の笑みを浮かべて言ってきた。
「あ、あの後3回って?
今日は19日だから、あの日からってことは…」
律子はニコニコと笑っている。
「ほぼ毎日に近いじゃないかぁ」
「え、ま、毎日ではないですけどぉ…
あ、そうですね、ま、1日置きみたいなぁ…」
「うわぁ、ノンはおしゃべりだからなぁ…」
私は少し、いや、かなり動揺してしまう。
「はい、ノンさんは明るくてぇ、楽しい人ですぅ」
そうなんだ、ノンは、ヤツは明るくて楽しいのには違いないのだが…
とにかくおしゃべりなんだ…
「…てことはぁ?」
「はい、色々聞いちゃいましたぁ…
うふふ…」
律子はそんな楽しそうな、そして明るく、破顔といえるような笑みを浮かべ、そして笑った。
あ、そういえば、こんな律子の笑顔を見るのは…
あの二人で行った『夢の国』以来かもしれない。
「あちゃぁ…」
「うふふ…」
そして私自身もそんなノンという存在を絡めた話題も満更ではなく…
なんとなく楽しい気分になってきていたのだ。
それはこの、普段は聡明で、理知的で、凛としたこの律子が…
まるで、いや、本来の28歳という若さの年齢の顔を、笑顔を、そして明るさを私に見せてくれているせいだと思われた。
「えっ、の、ノンって?、あのノンか?」
私は慌てて訊き返す。
「あ、はい、あのノンさんですよ、わたしあれから何回か電話でお話ししてましてぇ…
あ、常務さんの昔のお話しも少し聞いちゃってますの…」
そう嬉しそうに言ってきた。
「えっ、あっ、そうなのか?」
慌てて訊き返すと…
「はいっ」
と、再び満面の笑みで応えてきたのだ。
え、あ、あのノンと?…
そういえばあの時…
あのお盆休みの帰省の時に…
不意に私の田舎の遊園地のプールに現れた律子にかなり翻弄され、そして、確かにノンと意気投合していたっけ…
「じゃ、あの後って、つい最近もって事だよな?」
私は更に訊いていく。
「はい、そうですね…
正確にはあの後3回程電話でおしゃべりをしちゃいましたぁ…」
律子は嬉しそうに、そして満面の笑みを浮かべて言ってきた。
「あ、あの後3回って?
今日は19日だから、あの日からってことは…」
律子はニコニコと笑っている。
「ほぼ毎日に近いじゃないかぁ」
「え、ま、毎日ではないですけどぉ…
あ、そうですね、ま、1日置きみたいなぁ…」
「うわぁ、ノンはおしゃべりだからなぁ…」
私は少し、いや、かなり動揺してしまう。
「はい、ノンさんは明るくてぇ、楽しい人ですぅ」
そうなんだ、ノンは、ヤツは明るくて楽しいのには違いないのだが…
とにかくおしゃべりなんだ…
「…てことはぁ?」
「はい、色々聞いちゃいましたぁ…
うふふ…」
律子はそんな楽しそうな、そして明るく、破顔といえるような笑みを浮かべ、そして笑った。
あ、そういえば、こんな律子の笑顔を見るのは…
あの二人で行った『夢の国』以来かもしれない。
「あちゃぁ…」
「うふふ…」
そして私自身もそんなノンという存在を絡めた話題も満更ではなく…
なんとなく楽しい気分になってきていたのだ。
それはこの、普段は聡明で、理知的で、凛としたこの律子が…
まるで、いや、本来の28歳という若さの年齢の顔を、笑顔を、そして明るさを私に見せてくれているせいだと思われた。