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シャイニーストッキング

第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太

 123 第二の肌…

「うん、よいしょ」
 俺はジーンズも脱がしてもらう。
 そうしてくれている美冴さんはまだ、ストッキングとパンティ穿いたままである。

「じゃ、俺も…」
「えっ、いいわよぉ」
 俺はそう言いながら、ストッキングのウエストのゴムに指先を掛け、ゆっくりと、伝線させないように下ろしてゆく。

 まるで、薄い、透明な、もう一つの皮膚を剥がしていくようだ…
 俺はナチュラルなストッキングをゆっくりと下ろしながら、そう思った。

 本当に第二の肌みたいだな…
 美冴さんのストッキングを脱がしながらそう想い、ふと、昔の幼い記憶が脳裏に蘇ってきたのだ。

 あれは…
 確か、4歳か5歳の頃…

 母親がストッキングを脱いでいる姿を見かけて、まるで脱皮、皮を、肌を脱いでいる姿に感じてゾッとした思いをした記憶があったのだ…

 ちょうどその頃に田舎の親戚の家の庭先で蛇の脱皮した抜け殻を見つけ、しみじみてな観察していたのとカブったのだった。

 ふっ…
 なんかその時の記憶がふと蘇がえり、思わずあの頃が懐かしくなってくる。

「やらしい、何、ニヤけてるの」
 不意に美冴さんがそう言ってきた。

「えっ、いや、ち、違いますよぉ」
「ストッキング脱がしながらニヤけてるなんて、イヤらしい」
「い、いや、違ってばぁ」
 楽しい戯れ言である。
 
 そして俺達は服を脱ぎ、シャワーを浴びる。
 
 二人でシャワーを浴びながらは二回目か…

「あん、健太、ちょっとぉ…」
 お湯を出している美冴さんの後ろから抱き締めながら俺はそう思っていた。

 そして
 ゆかり姫と初めても、シャワーを浴びながらだったなぁ…
 と、絶対に忘れられない記憶も蘇ってきていたのだ。

 多分、どんなにこの美冴さんのことを愛してもゆかり姫の事は忘れられないんだろうなぁ…
 とも、思っていた。

 これからは、いや、これからも、俺の中ではこの二人、ゆかり姫と美冴さんは絶対無二な存在なんだ…



「あっ、あん、け、健太ぁ…」
 そう想いながら、美冴さんを後ろから抱き締め、そして我慢出来ずに、いや、無意識なオスの衝動で、彼女に立ちバックで挿入れてしまう。

 グニュ、ヌチャ…

 既に美冴さんはしっとりと濡れていたからスッと挿入できてしまったのだ。

「あっ、あ、ああん、んん…」
 




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