
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
31 屁理屈
「はい…そうなんです…
正直、かなり迷っています…」
二者択一なんです…
だから美冴さんに決めてもらいたいなって、昨夜、ふと、思ったんです…
「えっ、なぜにわたしなの…」
わたしは戸惑いを隠せない。
「そ、それは、そ、そのぉ…」
和哉曰く…
駒澤大学に進学を決めたのは、失踪した美冴さんのせい、いや、お陰なのである。
そして現実的に、この駒澤大学に不満はなく、いい大学であるとも思っているのだ。
だが、この駒澤大学進学は、ある意味、美冴さんを探す為なのである。
だから美冴さんが僕自身の人生に、青春に、多大なる影響を与えていると、今、再会を果たせたからそういえるのだ。
だからこそ、今度の選択も、美冴さんに決めてもらいたいのだ…
と、云ってきたのである。
「ええっ、ま、まぁ、云ってる意味は分からなくもないけど…」
たが、ある意味、それは屁理屈と言えば云えるのだ…
「でも、自分で決められなくって…」
「うーん…」
わたしは考え、そして訊いてみる。
「あっ、じゃあ、じゃあさ、一つ訊いていいかな」
和哉は頷く。
「今回、こうやって奇跡的に再会できたじゃないの…
でもさ、再会できなかったとしたら…
どう考えていたの…」
至極、もっともな意見であると思う…
「はい…、それは…」
美冴さんへの再会への渇望の想いは、この夏休み迄にしようって、この8月いっぱいで再会できなかったら諦めようかなって考えていました…
と、話してきたのだ。
「8月いっぱいで…
そうなんだ、そう考えていたの…」
なるほど、と、感心をしてしまう…
「はい、そうなんです、それできれいサッパリ諦めようかなって…
思っていました、それに、9月頭には例の選択の答えを出さなくちゃいけないし…」
「で…、再会を果たしたからわたしに訊こう、委ねようって…」
そうわたしが言うと和哉は頷いた。
「うん、少しだけ分かった…
で…、じゃあ悩みを訊こうか…」
そうなのである、まだ、肝心のその悩みを訊いてはいないのであったのだ…
「じ、実は…」
「はい…そうなんです…
正直、かなり迷っています…」
二者択一なんです…
だから美冴さんに決めてもらいたいなって、昨夜、ふと、思ったんです…
「えっ、なぜにわたしなの…」
わたしは戸惑いを隠せない。
「そ、それは、そ、そのぉ…」
和哉曰く…
駒澤大学に進学を決めたのは、失踪した美冴さんのせい、いや、お陰なのである。
そして現実的に、この駒澤大学に不満はなく、いい大学であるとも思っているのだ。
だが、この駒澤大学進学は、ある意味、美冴さんを探す為なのである。
だから美冴さんが僕自身の人生に、青春に、多大なる影響を与えていると、今、再会を果たせたからそういえるのだ。
だからこそ、今度の選択も、美冴さんに決めてもらいたいのだ…
と、云ってきたのである。
「ええっ、ま、まぁ、云ってる意味は分からなくもないけど…」
たが、ある意味、それは屁理屈と言えば云えるのだ…
「でも、自分で決められなくって…」
「うーん…」
わたしは考え、そして訊いてみる。
「あっ、じゃあ、じゃあさ、一つ訊いていいかな」
和哉は頷く。
「今回、こうやって奇跡的に再会できたじゃないの…
でもさ、再会できなかったとしたら…
どう考えていたの…」
至極、もっともな意見であると思う…
「はい…、それは…」
美冴さんへの再会への渇望の想いは、この夏休み迄にしようって、この8月いっぱいで再会できなかったら諦めようかなって考えていました…
と、話してきたのだ。
「8月いっぱいで…
そうなんだ、そう考えていたの…」
なるほど、と、感心をしてしまう…
「はい、そうなんです、それできれいサッパリ諦めようかなって…
思っていました、それに、9月頭には例の選択の答えを出さなくちゃいけないし…」
「で…、再会を果たしたからわたしに訊こう、委ねようって…」
そうわたしが言うと和哉は頷いた。
「うん、少しだけ分かった…
で…、じゃあ悩みを訊こうか…」
そうなのである、まだ、肝心のその悩みを訊いてはいないのであったのだ…
「じ、実は…」
