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シャイニーストッキング

第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2

 211 艶気

 その後ろに回ってきて腰に触れてきた美冴さんの右手により、僕は打ち突けていた腰の動きを止めてしまった、いや、その予想外の手によって止めざるしかなかったのである。

 まさか…

 まさか、美冴さんは怒っているのか…

 そして、僕の答え、選択は間違っていたのか…

 そして美冴さんは首を捩って後ろを振り返り、顔を上げて僕の目をジッと見つめてきたのだ。
 その美冴さんの目を見ると、心の中に瞬く間に焦燥感が湧き起こってきた。

「はぁ、ふぅ、はぁぁ…」
 そしてじんわりと額に汗を滲ませ、やや息を荒げた感じで吐息を漏らし、僕の腰に触れている右手を離したのだ。

 ま、まさか…

 怒って…る…のか?…

 挿入れて、ヤってしまったことを怒っているのか?…

 だが、美冴さんの目には怒りの色は感じられない、むしろ、いや、濡れた艶やかな欲情の色に感じてくる。

「はぁぁ、ふうぅぅぅ…」
 そしてそんな長い吐息を漏らしてきた。

 うわ、な、なんだ…

 なんと美冴さんはゆっくりと上体を起こしてきたのである。
 そして当然カラダ全体がゆっくりと反れて動く訳であり、自然にチンポが抜けてしまった。

 僕はチンポが抜けても動けなかった…

 美冴さんのその動きの真意が全く分からないのでどうして良いのか僕は動き様がなかったのだ。
 そして膝立ちの態勢となった美冴さんは肩越しに僕の方を向き、見つめてきた。

 うわっ、な、なんて…

 なんて、艶気なんだ…

 ああ…

 その目の輝きの艶気に心が震えてしまう。

「う……」
 一気にドキドキと胸が高鳴ってくる。

 そして美冴さんは上体を動かして右手をスッと持ち上げて、僕の肩に触れてきたのだ。

「え……」

 え…


「…ね、ねえ…」

 美冴さんの艶やかな唇が開き、甘い吐息と共に声を漏らしてきた…

「ねえ…ま、前から…」

 え…

 なんだ…

「ま、前から……抱いて……よ…」

 え…

「あっ」
 そして僕はビクッとカラダ全体を震わせてしまう。

 なぜならば…


 美冴さんがそう囁きながらチンポを握ってきたのである…






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