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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 119 そして今夜…④

「あっ、んっ…」
 そして私は、ゆっくりと腰を動かしていく。

「あっ、んん、こっぺぇ…」
 きよっぺは、私にしがみ付きながら愉悦の喘ぎを漏らしてくる。
 そして私は堪らずに彼女の唇を、舌先を吸う。
 甘い唾液が口の中に拡がり、心を酔い痴れさせてくる。

 ああ、きよっぺ…

 きよっぺ…

 堪らなく気持ちいいよ…

 きよっぺ…
 と、私は心の中で叫び、震わせていた。

「あっ、ふっ、ふっ…」
 腰を動かす度に、亀頭が蕩けそうな快感に痺れてくる。
 本当に、堪らない快感であった。
 ゆかり、美冴、律子…この3人ともまた違う快感であったのだ。

「んっ…ん…ん…」
 そして唇を離すとスッと右手を口元に当て、喘ぎ声を押さえようとしてくる。

 あ、まただ…
 本当に、この不思議な行為、律子と全く同じであった。

 律子と一緒だ…
 快感に顔を歪め、口元を押さえ、必死に声を押さえてくる。

 なぜだろうか?…

 他に誰も居ないし、そんな安普請のマンションでは無いから声が隣には漏れないとは思うのだが…

 よし…

 私はそんな彼女をもっと喘がせ様と、腰の動きのピッチを速めていく。
 そして、昨夜もシたから、カラダと心的には、まだまだ余裕はあった。

 ギシッ、ギシッ、ヌチャ、ヌチャ…
 ピッチを上げていく。

「あっ…んんっ…ん…ん…」
 彼女は必死に喘ぎを押さえてくる。
 そしてかなり感じてはいるのであろう、腰周り締め付けてきている脚が更にきつく締め付けてきて、そして、私の腰の動きに合わせて自らの腰も動かしてきたのだ。

「はっ、ふっ、はっ、ふっ…」

「ん……んん………んっ…」
 快感に眉間にシワを寄せ、なんと指先までを噛み締めてきた。

 そこまで押さえるのか…
 彼女の額に汗が滲んできた。

「はっ、ふっ、はっ、ふっ…」

 ギシッ、ヌチャ、ギシッ、ヌチャ…

「あ…ん……んん………んっ…」
 かなりの耐え忍びである。
 なんとなく、あまりの攻めがかわいそうに感じてしまう。

 かわいそうだな…
 そしてふと、そう想い、動きを緩めてあげる。

「…は……あ、ふ、ふぅ…う…」
 すると、安堵の吐息を漏らしてきた。

 どうしてそこまで…と、訊いてみたいのだが、なんとなく訊いてはいけない気がしていたのである。






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