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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 194 ノンの目

「あっ、んんっ、んあぁっ…」
 ノンはそう小さく叫び、カラダを小さく震わせてくる。

「んあぁぁぁ…」
 そしてビクビクと小さく身震いしてきた。
 

 おや、まさか…

「んはぁぁぁ…」
 するとノンは、やや顔を紅潮させ、そんな吐息を漏らし、やや涙目となって私を見てきたのだ。

 まさか、イッたのか…

「んん、はぁ、はぁ、はぁぁぁ…」

 その目を見ると、どうやらノンはこの胸の愛撫と、股間の圧迫の擦りに軽くイッた様なのだ…

「ノン…」
 私はそんな彼女に感極まりそう名前を囁きキスをすると、ノンは喘ぎを漏らしながらも私の舌を夢中になって吸ってきた。

 チュパ、チャプ、チュパ…
 互いに舌を絡め、吸う音が聞こえてくる。

「はぁん、こうちゃぁん…」
 そして両腕を私に絡め付け、しがみ付きながら名前を囁いてきたのだ。

 やはり、軽くイッた様である…

 よし…

 私は唇を離し、パンティーストッキングのウエストのゴム部に指先を掛け、一気に脱がしていく。
 この昂ぶっているタイミングを逃す訳にはいかない。
 このままノンを休まずに一気に攻めるのだ。

 そしてもっともっと、遥かな昂ぶりを感じさせてあげるのだ…

 それが今夜の私の役目、役割であり、それによる昂ぶりの絶頂感が、過去の過ちを水に流してくれる様な気がしてきていたのっある。

「はぁん…」
 それにノンもそう小さく喘ぎながら脱力し、すっかり私に身を任せていた。
 そして私はそのままパンティーも脱がし、両脚を抱え、一気に怒張を挿入れていく。

「うわぁぁぁぁん…」
 そのノンの喘ぎは、まるで歓喜の叫びの様であった。
 
 ジュブ、ジュブブ…
 溢れる程に濡れそぼっていたからすんなりと挿入ったのだ。

「はあぁぁぁ…」
 そしてノンは私のカラダにしがみ付く様に腕を絡めながら、そんな吐息とも、ため息とも、喘ぎとも、どちらとも取れる様な声を漏らしてきたのである。

「あぁぁぁぁぁ……」
 私は思わずノンの顔を、目を見た。

 そのノンの目は、この20年の、いや、20年前に抱いたのであろう最後の夢が、思いが、心残りを果たせた歓喜の光りが宿っていたのである。

「あぁ、ノン…」
 その目を見た瞬間、私はそう囁いた。

 あぁ、この目は…

 


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