テキストサイズ

第5章 夏休み

合宿は、午前中で終わり、僕は、家に帰った。

家に着いたのは、午後1時半頃だ。

家に着くと、母親が居間にいた。

「ただいま!」

と言うと、母親は、

「お帰り!合宿はどうだった?」

と聞いた。僕は、

「去年よりは楽だったし、楽しかったかな!何か食べるものある?」

と言うと、母親は、

「ナポリタン作ったから冷蔵庫に入れてあるよ。チンしてあげるから、荷物置いておいで!」

と言った。僕は、

「優子は?」

と聞くと、

「あれ?おかしいわね?さっきまでその辺にいたんだけど……。」

と、母親が言った。

僕は、2階に上がって、自分の部屋を通過すると妹の部屋に行き、

「帰ったよ!」

と言って、ドアを開けると、妹は、机で勉強しているようだった。

妹は、振り向くと、

「お帰り!お兄ちゃん、ドア開けるときはノックしてよ!一応女の子なんだから……。」

と言った。僕は、

「ハイハイ!」

と言って、ドアを閉めた。

合宿前にあんなことがあったとは思えない、いたって普通の雰囲気だ。まー、でも、安田とあんなことになった以上、妹と変な関係になるのはやっぱり良くないと思った。

1階に降りると母親が、

「優子いた?」

と聞いたので、僕は、

「いたよ!勉強してた。」

と言うと、母親は、

「変ね~。あの子ついさっきまでここにいて、落ち着きなくウロウロしてたのよ!お兄ちゃんいつ帰ってくるの?って聞くから、合宿午前中までだから、もうすぐ帰って来るんじゃない?って言っておいたけど、突然勉強してるなんてどうしたのかしら……。」

僕は、

「ふ~ん。どうしたんだろ?」

と言った。

僕は、テーブルに置いてあるナポリタンを食べた。ナポリタンが大好きだ。

ナポリタンは美味しかった。

食べたら疲れが出て眠くなったので、部屋へ戻って布団を敷いて横になると、直ぐに眠った。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ