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ヌードモデルかんさつにっき

第6章 責め

恥ずかしい? と彼が訊いてきた。

当たり前でしょ、と答える声が不覚にもカスレた。

効果のほどを知った彼がとった次の責めは、

なんと、クンニリングスだった。

ここまでに体に触れたのは下着類を取り除く必要があったときだけで、
今日は視姦特集だから、ほとんど愛撫されないままで行為は続いていた。

それが、いきなりの物理攻撃。

「あっ、あっ、あうっ」

責めかたが意表をついたせいで、かえってノーマルな声となってしまったのは皮肉だが、彼も悪い。

いくら半裸や全裸で視姦されても、ヌードモデルの悲しさ、私は濡れてなかった。(恥ずかしいこと書いてるなぁ)

ときどき、性のフルコースのあと、仕上げのようなクンニリングスがあったりするが、あくまでもレアケースだった。

いま、残酷な責めを私の膣口に強行している。

「あっ、あうっ、ああっ、はん、はぐっ」

傷つきやすい箇所に容赦ない凶器による蹂躙。
やがて、せきを切ったような快楽──。

思わず、私は自分の顔を手で覆った。

その直後、両方の乳房は彼の手で掴まれた。
ずっと露出させられていて辱しめへの耐性があるはずの乳房だったが、不意討ちには勝てなかった。

「あーーーっ」

見事な三点攻撃。

大量の液体が溢れて、責めが最大の効果をあげていることをわからせてしまう。

必要以上に力強く揉みしだかれる乳房の痛みの実感と、
固くとがらせた舌が破壊を試みているような錯覚のはざまに私は落ちていった。

「うう、うう、うぐっ、あっあっ、はあん、うぐっ、うぐっ」

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