もう推しとは言えない *番外編更新中
第10章 元彼VS好きな人
「じゃあ、コスプレとかは?コスプレ何着かネットで買って、この教室適当に装飾して、本番は何人か店番でいりゃ良いじゃん。
客にコスプレ楽しんでもらう感じでさ〜。店番のやつが写真とか撮ってあげる感じで。」
クラスの中心的グループの男子がそう発言すると、クラスのほとんどがそれ良いな、と頷く。
確かに…それだったら、準備とかもそこまでかからなそうだ。
文化祭の二日前からは授業は完全になくなって準備として時間があてがわれるし…。
「で、その肝心な装飾は具体的にどうすんの?」
「それを今から決めりゃいいじゃん。なぁ?吉岡さん。」
「うん。皆は…他に何かない?」
「コスプレで良いと思う。」
「私もー。」
「俺も。」
皆の顔を見る感じ、特に不満はなさそう。
口にはしなくても、コクコク全力で頷いてくれる子も多いし…。
「じゃあ、コスプレでいこう。…装飾と、具体的に何のコスプレを買うか…だね、決めるのは。」
「店番のやつも何かコスプレした方が良いんじゃね?あと、宣伝のやつも。」
「そうだね…。」
_その後、クラスの皆で話し合って、無事に文化祭の出し物についてあらかた決めることが出来た。