もう推しとは言えない *番外編更新中
第16章 クリスマス
(あ、でも…)
二十四日の日は、なぜか澤畠先生だけど…二十五日はポチだ。
なんで俺がお前の面接に付き合わなきゃいけないんだよ、とかブツブツ言いながらも最後まで丁寧に付き合ってくれそうだなぁ…。
澤畠先生は…どんな感じなんだろう?
というか、笑ってしまいそうで怖い…。
「あ、真帆、ズルい…。」
「えへへ…ごめんね、なんか。」
「良いもん、私は二十五日の日に…会うから。真帆も二十五日、九嶋先生とじゃん。良かったね?」
「うん。まぁ、そのあと…二十八までずっと柊先生だけどね。」
「何だ、文句あんのか?二十五日に九嶋先生を入れてやったのは俺の優しさだぞ?」
「…ありがとうございます。」
ポチが、私の推しだということは、ほぼ全職員に知れ渡っている。
ポチが…私の好きな人だということは、多分まだ誰も知らないはずだけど…。
この調子だと、もしかすると…気付かれてる?
「ちなみに、年が明けて初めての日も九嶋先生だ。まぁ、そこは休みの先生が多い中、九嶋先生は部活で学校にいるから、という理由だが。」
「あ〜…野球部は結構早くから練習ありますよね。私も大変でした…」
「ま、そういう部活での経験は推薦で活きるよ。」