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もう推しとは言えない *番外編更新中

第19章 未来



拓斗が、心変わりしなくて良かった…。


「…ありがとう、拓斗。」

「あ?どうした、急に…。」


急にお礼を言い出した私を訝しがる拓斗。
そんな拓斗に…私はギュッと抱きついた。


「…ずっと、私を好きでい続けてくれて、ありがとってこと。だって…私、一年生の頃とかは陸斗と付き合ってたし…それでも、拓斗は私のこと好きでいてくれたんでしょ?」

「…真帆を諦めるなんて選択肢、俺にはなかったよ。
ありがと、なんて…言われる筋合いはねぇけど、まぁ…こうして、両想いになった以上、もう真帆のことは一生離さねぇから。」


少し照れたように…顔を赤くした拓斗。
やっぱり、可愛いなぁ…。


「…一生、離さないでね、私のこと。」

「あぁ、約束する。どんなことがあっても…俺は真帆のこと、愛し抜くから。」

「うん、私も…拓斗のこと、ずっと好き。」


この気持ちだけは、ずっと変わらないから…。色褪せたりなんかも、しない。
ずっとずっと、拓斗のことだけが…大好き。


「…真帆。改めて…俺、真帆のこと絶対幸せにするから…俺と、付き合ってくれないか?」


断るなんて…そんなこと、するわけない…。

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