もう推しとは言えない *番外編更新中
第4章 約束
「今まで頑張ってくれたご褒美だ。…俺も、部員たちと同様、お前には本当感謝してるんだよ。
…俺さ、実は中学生の時って怪我が多くて、なかなか試合出れなかったんだよ。」
「え?あ、そうなの…?」
あぁ、とポチは頷く。
でも、急にどうしたんだろう…?
「…周りと同じ練習メニューは出来なかったから、部員兼マネージャーみたいな感じで…サポートに回ることが多かった。
まぁ、お前と比べれば全然大したことは出来てなかったが。
…でも俺も、マネージャーの大変さってのは、それなりに理解してるつもりなんだ。あの時経験してるから。
だからさ…お前が本当に真摯にマネージャーとして部員達をサポートしてくれてるの、俺には凄い伝わってきたし…本当、感謝するのと同時に、俺はお前を尊敬してるよ。
…そうやってお前はさ、いつだって誰かのために頑張ってくれるから、俺はお前を甘やかしたくなんの。だから言ってるんだよ、甘えろよって。」
(な、何、その笑顔っ…可愛すぎでしょ、反則!)
私に向けられた、その…屈託のない笑顔。
可愛すぎにも程がある!可愛いっ…可愛すぎかっ…!
「…まぁ、そういうわけで、俺はさ…お前がマネージャーをやってくれて、本当良かったと思ってる。」