もう推しとは言えない *番外編更新中
第6章 助けて…
「…ポチ…」
「…んな瞳で見んじゃねーよ…バカが。」
ったく…とため息をついたポチ。
呆れられてる…。
でも、ポチは…トン、と私を壁際に追い込み…壁ドン、みたいな形になった。
「…お前、俺に何されても嫌じゃない?」
「ポチなら…良いよ…」
「じゃあ…スッキリさせてやる。ったく…俺の理性のこと少しは考えろ、バカ。」
ブツブツ文句言いながらも…ポチは、ぽんぽん、と優しく私の頭を撫でた。
というか、スッキリさせてやる、って…。
「…もう一回、脱げ。上は良いから。」
「えっ、な、何でっ…!?」
「スッキリさせてやるって言ったろ。…イかせてやるから、脱げよ。」
あ、そういう意味っ…!?
ようやく意味を理解して、顔が真っ赤になる。
「…最後に質問だ。この先に進めば、もう後戻りは出来ねぇ。お前にその覚悟、ある…?」
「っ…」
「俺は、無理にはしねぇよ。お前は大切な生徒だ。
このオモチャで自分でイクことも出来なくはねぇだろ。
…俺にイかされるか、オモチャでイクか、このまま家に帰るか…お前が選べ。」
じっと私を見つめるポチ。
こんな風に選択肢をまた与えてくれるのは、きっとポチの優しさだ…。