イドリスの物語
第5章 渓谷
気が付くとヘンドリックを刺していた。
目の前にあった小さなナイフで。何度も何度も。
ヘンドリックは酔いが回っているのもあってか呆気なく
死んでしまった。
全て見ていた母は「ジョシュアアアア」と叫びジョシュアを急いで着替えさせわずかな金を持たせて
逃げなさい‼︎遠くに行くのよ‼︎母さんにはこのくらいしかしてあげられない、本当に今までごめんね。ジョシュは何にも悪くない。だから強くなって生き延びて。お願い。
そう言うとジョシュアをそっと逃した。
ジョシュアは何日も行くあてもなく歩き続けた。
追手が来るかも知れない恐怖と逃してくれた母がどうしているのかも気になって仕方がなかった。
いつしか似た境遇の子供達が集まる修道院へたどり着いた。
ジョシュアはそこである騎士出会う。
騎士はいろんな戦争に参加していた。帰るたびに修道院を訪れて子供達にたくさんの寄付や戦争での活躍ぶりを話してくれた。ジョシュアはあっという間に修道院で大きくなった。
人一倍体の大きなジョシュアを騎士は目を付け一緒に戦争へ行かないかと誘ってくれてた。強いことはカッコいいことだ。そして力強く生きていけることは自分を守り周りのためにもなると教えてくれた、聞いたところ騎士も修道院で育ったそうだ。恩を返すために戦いで得た報酬を寄付し子供達の世話もしているのだと言う。
騎士になればそんなことも出来るんだとワクワクしたと同時にジョシュアは過去の暗い記憶から立ち直ろうとしていた。
目の前にあった小さなナイフで。何度も何度も。
ヘンドリックは酔いが回っているのもあってか呆気なく
死んでしまった。
全て見ていた母は「ジョシュアアアア」と叫びジョシュアを急いで着替えさせわずかな金を持たせて
逃げなさい‼︎遠くに行くのよ‼︎母さんにはこのくらいしかしてあげられない、本当に今までごめんね。ジョシュは何にも悪くない。だから強くなって生き延びて。お願い。
そう言うとジョシュアをそっと逃した。
ジョシュアは何日も行くあてもなく歩き続けた。
追手が来るかも知れない恐怖と逃してくれた母がどうしているのかも気になって仕方がなかった。
いつしか似た境遇の子供達が集まる修道院へたどり着いた。
ジョシュアはそこである騎士出会う。
騎士はいろんな戦争に参加していた。帰るたびに修道院を訪れて子供達にたくさんの寄付や戦争での活躍ぶりを話してくれた。ジョシュアはあっという間に修道院で大きくなった。
人一倍体の大きなジョシュアを騎士は目を付け一緒に戦争へ行かないかと誘ってくれてた。強いことはカッコいいことだ。そして力強く生きていけることは自分を守り周りのためにもなると教えてくれた、聞いたところ騎士も修道院で育ったそうだ。恩を返すために戦いで得た報酬を寄付し子供達の世話もしているのだと言う。
騎士になればそんなことも出来るんだとワクワクしたと同時にジョシュアは過去の暗い記憶から立ち直ろうとしていた。