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恋人は社長令嬢

第7章 金より地位より欲しいモノ

この兄貴みたいな雰囲気。

男兄弟のいない那々香は、ここに惹かれたのか?

な~んて、思ってしまう至だった。


一方那々香は、エレベーターに乗って、一階に向かった。

やだな。

今日会うお客様は、一通りチェックしたはずだったのに。

ボーっとして、一人忘れてたのかしら。


チンッと鳴って、エレベーターの扉が開いた。

那々香は、急いで受付へ走った。

「松森です。お客様は?」

「あちらの方です。」

受付の女の子は、一階に入っているコーヒーショップを指差した。

「あちらで待たれると、言いだして。」

「そう……どんな感じの方?」

「大きなツバの付いた帽子を、被られた方ですので、すぐに、見つけられると思います。」

「ありがとう。」

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