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恋人は社長令嬢

第8章 異性の友達ってヤツ

相模原は、即答しなかった。

「……不満か?」

「いえいえ!そんな事は、絶対ありません!」


今、振り返ってみると、ホテルマンも楽しかった。

だが、親の仕事を引き継ぐ為に、諦めた部分もあった。

戻る事には、抵抗はない。


だがそれは……

ある意味、那々香の婚約者になる為だ。


「申し訳ありません。そのお話は、なかった事にしていただけないでしょうか。」

相模原は、失礼だとは思いつつも、その話を断った。


その後も、書斎に残った相模原。

大きな窓から、沈む夕日を眺めていた。

その時、ガチャっという音がして、埜々香が中へ入ってきた

「あっ、相模原さん。」

埜々香は、嬉しそうに寄ってきた。

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