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恋人は社長令嬢

第8章 異性の友達ってヤツ

「じゃあ、なってくれますね。」

「……はい。」

「よかった!!」

埜々香は、満面の笑顔を見せた。


「私、男性の方のお友達って、生まれて初めてよ。」

「それは、光栄でございます。」

埜々香は、相模原の手を掴んだ。

「の、埜々香様?」

「あっ、その埜々香様って言うのは、ここでは禁止ね。」

「禁止ですか!」

「そうよ。友達に様なんて、つけないでしょう?」

「確かに、そうではございますが…」

「私の事は、埜々香って言って。」

相模原は、途端にカーっと顔が熱くなった。

急に、呼び捨てになんか、できないだろう。

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