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恋人は社長令嬢

第2章 秘密の三姉妹

次の日の朝。

松森家の朝食。

一階のダイニングにて、家族5人で食べるのが、この家の仕来たりである。

いつも一番に起きてくるのは、三人姉妹の筆頭。


 松森 那々香。
【マツモリ ナナカ】26歳。


朝食が出てくる前に、新聞を一通り読むのが、彼女の日課。


「那々香様、おはようございます。」

「おはよう、相模原。」

「今日のコーヒーは、ジャマイカ産でございます。」

「ありがとう。」

新聞を読む那々香に、朝のコーヒーを注ぐのは、松森家の執事。


相模原 謙。
【サガミハラ ケン】29歳。


この歳で松森一家から、絶対の信頼を置かれている切れ者。

「おはようございます、お姉様。」

足音も立てずに、入って来たのは、三人姉妹の癒し系。


松森 埜々香。
【マツモリ ノノカ】23歳。

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