テキストサイズ

恋人は社長令嬢

第2章 秘密の三姉妹

「お、おはようございます!」

緊張しながら、元気によく挨拶をしたのは、執事見習・相模原謙の弟。


相模原 善。
【サガミハラ ゼン】20歳。


「善、7分の遅刻だ。初日からたるんでるぞ。」

「ごめんごめん。前髪が決まらなくて……」

「善!何だ、その口の利き方は!お嬢様達の前で!」

「あっ…申し訳ございません。」

善がカクカクしながら、頭を下げると、埜々香が口に手を当てながら、クスクス笑った。


「朝から賑やかだな。」

「本当ね。」

優雅な雰囲気を、醸し出しながら入ってきたのは、松森家当主。

松森 春樹。
【マツモリ ハルキ】54歳。


松森家 影の当主。

松森 京香。
【マツモリ キョウカ】46歳。


「おはようございます。旦那様、奥様。」

相模原謙が、スムーズな挨拶をする。

「おはよう、相模原。」

「お、おは、おはよう…ございます。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ