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恋人は社長令嬢

第2章 秘密の三姉妹

今日が初日の善は、一番緊張している模様。

「おはよう。見かけない顔だな。」

松森父・春樹は眼鏡を動かした。

「旦那様、今日から見習いで入る事になりました、相模原善です。」

兄・相模原謙が紹介する。

「ああ、相模原の弟か。」

「はい。」

「よろしく頼むよ。」

「は、はい。よろしくお願い致します!」

善は何とか、一息ついたようですね。


ちなみに松森家は代々女系。

松森父・春樹は、京香に見染められて入った、婿なのです。

そしてもう一人、忘れてはならない、お嬢様がいますよね……。


「ふぁ~あ…」

大きな欠伸をしながら、一番最後に来たのは、三人姉妹のトラブルメーカー。

松森 梨々香。
【マツモリ リリカ】18歳。


「梨々香様、おはようございます。」

「おはよう…ございます。」

相模原兄弟が、梨々香に挨拶する。

「あっ?おはよう。」

椅子に座ると、梨々香は善が、執事の格好をしているのに気づいた。

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