狂愛の巣窟〜crossing of love〜
第3章 【何度出逢っても墜ちてしまう…】
「どんな気持ちで、俺たちに抱かれていたんだ?」
お義父さまとお義兄さまに抱かれることはこの上ない悦びでもあり刺激だらけの時間でした。
それを帰ってから亨さんと共有する。
わからないでしょ…?
これが、私たち夫婦の形なの。
同じ血を引いているからいつかは理解してもらえると信じてる。
「おや、十和子さん、もう帰るのか」
「お義父さま、また来ます」
「ああ、またたっぷり可愛がってあげるよ」
「はい、楽しみにしてますね」
お義父さまとはこんな感じなのに、最近お義兄さまは違った感情を時折ぶつけてきます。
割り切って始めた関係だったはずなのに。
しかも、お義兄さまの方からお義父さまとの3Pを望んでらっしゃったのに。
手に入りそうだと勘違いしているなら少し距離を置いてみた方が良いのかも知れませんね。
あの巨根とサヨナラするには惜しい気持ちでいっぱいだけれど、これ以上の好意を寄せて頂いてもお応え出来ないのです。
セックスする為だけの関係で居られないのなら私から身を引きます。
インターホンが鳴り玄関まで出迎えるその瞬間から私は佐倉十和子になり、佐倉亨の妻となる。
「亨さん、お帰りなさい」
「ただいま、十和子」
全て知ってるその目を見て許しを請うよりも1秒でも早くお仕置きされたいのです。
その目でその声で強く虐げられたい。
それ以上何も望みませんから。
「気持ち良かったんだね、親父と兄貴のセックス」
「んんっ……何でもして…ください」
「良いよ、今すぐショーツ脱いでテーブルに手をついて」
食事よりもお風呂よりも先にお仕置きしてもらえる。
優先してくれるなんて、よっぽど腸が煮えくり返っているんだ。
言われた通り、その場で脱いで下半身はスカートだけになりました。
亨さんに背を向けてテーブルに手をつきます。
「じゃ、始めるよ」
「え…?」
スルリと外したネクタイでついた両手を縛られた。
スカートを捲られお尻にはもう固くなった亨さんの肉棒が。
ピンときました。
濡れる前に挿れられるのね。
痛みでわからせる為。
身体で覚えさせる為。
「十和子、今日のは一段と興奮したよ、綺麗だった」