狂愛の巣窟〜crossing of love〜
第4章 【止まらない欲情に乱れて…】
「迎えに来たよ、十和子」
薄っすらしてる意識の中で愛おしい声。
優しく髪を撫でて、うつ伏せに寝る私の背中に這う分厚い舌が、徐々に下半身へ行き、見悶える。
お義父さま………どうして。
昨日はお義兄さましか来てなかったはず。
こうして意識を手放すほどお仕置きされました。
だから、お義父さまのお相手が出来るかどうか。
お尻の割れ目を広げてギンギンに固くなった肉棒が体内に挿入ってくる。
「うっっ……」
「ハァハァ、十和子、ワシのが恋しかったじゃろ?今からうんと甘えさせてやるからたっぷり鳴きなさい」
あの快楽が一気に押し寄せてくる。
お義兄さまと亨さんであれほど鳴かされたのに、欲しくて疼いています。
お義父さまのでイキたい。
イかせてください。
どんな罰でも受けますから。
思うがままに激しく突き上げてくださいませ。
ギュッと手を握り締める。
「十和子、動くぞ」
幸せの甘い蜜が溢れ出るのです。
十和子……………十和子………………
はい、私はここに居ます………………
ギュッと握り返してくれている手を離しません。
お義父さまの声が段々と若返っていくよう。
フッと目が覚めた。
カーテンの開いた寝室は朝日が差し込んでいて明るい。
そっと髪を撫でてくれていたのはお義父さまでもお義兄さまでもない、亨さんでした。
「行ってくるね、今日は定時で上がれそうだから」
キュッとネクタイを締めて行ってきますのキスで起こしてくれた。
「寝てて良いよ、此処でお見送りして?すぐ動けないだろうから」
「………はい、行ってらっしゃい」
「行ってきます」
優しい笑顔で寝室から出て行った。
もうお義兄さまの姿はない。
仕込みもあるだろうから昨日のうちに帰っていただろう。
結局、お義父さまとは会えずじまいか。
夢の中で交わっていたというのに。
私の願望が呼び寄せたのか。
シャワーを浴びた直後に思い出しただけで濡れてしまう私は、すぐにでもどなたかと交わりたい気持ちでいっぱいでした。