狂愛の巣窟〜crossing of love〜
第4章 【止まらない欲情に乱れて…】
「腰を振れ、十和子」
「んんっ……はい、お義父さま…っ」
「違うだろ、セックスしてる時はどう呼ぶんだ」
2人きりなら呼んでいましたが、皆の前で…?
亨さんは何もかもお見通しでしょうけど。
確かに、そうお呼びした方がたくさん愛して頂けるのは確かです。
一颯くんの前で……?
有紗や理久くんにも聞かせるの……?
躊躇している暇もありません。
でないと、ピストンして貰えない。
後ろを振り返りお顔を見せます。
優しい眼差しを返してくださる。
「こんな最高なオマンコはない、愛しているぞ、十和子……」
いつも、私のナカの奥に潜む越えてはならない一線をお義父さまは深く揺さぶり越えてくる。
再び箍が外れる瞬間です。
そう簡単には戻れなくなります。
手を引いて起こしたお義父さまに、完全に堕ちて頂く為の女の顔に。
準備は出来ています。
グイッと引き寄せたお顔に囁くのです。
「もっと愛して………薫さん」
おそらく、亨さんの目の色が変わったんじゃないかしら。
あなたにさえ見せたこともない顔をしたと思うから。
焚き付けでも何でもないけれど、そう勘違いして私を後で懲らしめると良いわ。
お義父さまにしか見せない顔だったのに。
片手で頭を押さえ自ら腰を振る。
耐えてくださいね。
私、今から骨の髄まで溶かしますから。
一度味わったらおしまいなんですよ。
私にしか出来ない堕とし方で全て呑み込んであげる。
「あんっ…ダメ、動かないで…っ」
「う、動いたらダメなのか?」
「ジっとしてて、私が良いって言うまで…っ」
「ハァハァ、わかった…っけど」
眉間にシワ寄せて悶絶する姿は私を最も淫らにする。
揺れる胸にも触れられないでしょ?
ナカでどうなってるの?
一瞬で毒が回るような気がしない?
身体が熱くて熱くて堪らないでしょ。
「十和子っ……十和子っ……」
額に汗を滲ませて必死に耐えている。
慌てて私を呼んでどうしたの。
言っておくけどもう止まらないのよ。
こうなったら自分でも止められないの。
体液全部搾り取ってみせるわ。
「十和子っ……出てしまうっ……」
「出して………っ」
呆気ない?
まだナカに居たい?
足掻いてみる?