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学内お見合いシステム

第2章 初めてソレを頬張った

むつみは、ソレを思わずガン見してしまった。
ソレは皮が完全に剥(む)けていて、先っぽの亀の頭のような真っ赤な部分が飛び出していた。
《イケメン男が、わたしのカラダを、乳房をガン見して、すごく興奮している!彼の股間のモノがびんびんになって、先が反り返っている……!》
《ああああ……、わたし、オトコのモノをやっと見れている……!というか、オトコのモノから目が離れない……!わたしの目が彼のモノに吸いついている……?先ほどまでまともに見れなかったのに……》

「むつみ……、僕のコレを見てくれているんだね?うれしいよ……。すごく興奮する~~~」
ケンジが、むつみのガン見の視線の先に気づいて、言った。
《うああああ……?ケンジが…、わたしにモノを見られて…、興奮している????》
ケンジのイケメン顔が、赤く紅潮し、歪んだ。眼を大きく見開き、口をあんぐりと大きく開いて、よだれを垂らさんばかりという酷い表情。

ごくり…、ごくり…、ごくり…。
むつみの口の中に生唾が次から次へと湧いてきて、口から一部があふれ出した。
《オトコが性欲興奮しているところを見るのが、こんなに嬉しいなんて……》
むつみは、今まで独りで妄想し、独りで興奮していた。
それが今は、すぐ傍にリアルに男が居て、そのスケベエロい姿を間近に見せ、女の性欲を刺激するような言葉を聞いている。むつみの興奮度は、独りのときよりも明らかに大きいのだ。
セックス、性欲というものは、相手あってのことなんだと思い知らされた、むつみ。

むつみは、ケンジをもっともっと喜ばせたいと考えた。ケンジが喜ぶところを見れば見るほど、むつみももっともっと興奮できるのだ。
《ケンジがイケメン顔を激しく歪(ゆが)ませ、欲望を狂おしく咆哮(ほうこう)するところが、見たい~ッ!》
しかし、どうすればいいんだろ?

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